【第一級陸上無線技士】過去問準拠 予想演習 問062 解説|思考ルート
スペクトラムアナライザの測定原理および分解能帯域幅(RBW)やビデオフィルタ(VBW)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.062
スペクトラムアナライザの測定原理および分解能帯域幅(RBW)やビデオフィルタ(VBW)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
周波数分解能を高くするために分解能帯域幅(RBW)をより狭い設定に変更したところ、フィルタの過渡応答時間が短縮されるため、掃引時間を従来よりも短く設定する必要が生じた。
スペクトラムアナライザのディスプレイ上に表示される連続雑音のレベルは、分解能帯域幅(RBW)を狭く調整すると、フィルタを通過する雑音電力が減少するために低く下がって表示される。
ビデオフィルタ(VBW)は、検波器の前段の高周波増幅部に挿入される高域フィルタであり、信号成分を高精度に抽出しつつ広帯域の不要な高調波成分を除去する役割を果たす。
スペクトラムアナライザは、ヘテロダイン方式を用いて入力信号の周波数成分を展開・表示する計測器であり、ゼロスパンモードに設定しなくても入力信号の時間的な振幅変化を直接オロシスコープと同様に観測できる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
スペクトラムアナライザの内部動作、RBWと掃引時間・雑音レベルの関係、VBWの役割に関する正確な用語定義と因果関係の理解を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
分解能帯域幅(RBW)を狭くすると、フィルタを通過する内部雑音や外部雑音のエネルギーが総量として減少する。このため、ディスプレイ上にトレースされる連続雑音フロアのレベルが低下(下方に表示)する。これはスペアナの測定感度や微弱信号検出において極めて重要な論理関係であり、選択肢2が正しい。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:RBWを狭くするとフィルタの過渡応答時間が長くなるため、掃引時間は「長く」する必要がある。短縮するというのは誤り。
・選択肢2:RBWを狭くすると通過する雑音電力が減少して雑音レベルが低く表示されるという正しい因果関係。
・選択肢3:ビデオフィルタ(VBW)は検波器の「後段」に挿入される「低域フィルタ(LPF)」であり、高域フィルタではない。
・選択肢4:通常のスペアナは周波数対振幅を表示するものであり、時間波形の観測にはゼロスパンモードにする必要がある。
■【本番での即断ポイント】
「RBWを狭くすると雑音フロアが下がる」「RBWを狭くすると掃引時間は長くなる(時間がかかる)」の2大原則をセットで押さえておけば即座に正解にたどり着ける。
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