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【第一級陸上無線技士】過去問準拠 予想演習 問072 解説|思考ルート

見通し外通信において鉄塔間等に設置される平面反射板(無給電アンテナ)の設計および設置に関する記述として、最も適切なものはどれか。

※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。

予想演習 No.072

見通し外通信において鉄塔間等に設置される平面反射板(無給電アンテナ)の設計および設置に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 反射板の表面にわずかな傾きや歪みが生じた場合でも、電波の反射角が自動的に補正されるため、回線全体の伝搬損失や受信電力に影響を及ぼさない。

  2. 平面反射板を介することで給電線損失が完全にゼロになるという最大のメリットがある反面、反射板の表面精度や強風による微小な変形がフェージングの原因となる。

  3. 反射板と励振アンテナの距離がフラウンホーファ領域内にある近接形平面反射板では、球面波を平面波に変換する複合系として動作し、利得の定量的評価が必要となる。

  4. 反射板を用いる方式では、給電線を長く引き回す必要がないため、偏波面の乱れや他回線への不要輻射(干渉)が原理的に発生しない設計となる。


正解と解説(思考ルート)

【正解】 選択肢 3

■【設問の意図と背景】

山岳越え等で利用される平面反射板の定量的な設置条件、近接形・遠隔形の区分、および物理的特性に関する数値を伴う判定能力を試す。

■【正解の根拠とメカニズム】

励振アンテナと反射板の距離関係に応じて、反射板は遠隔形(単なる鏡として機能)と近接形(球面波と平面波の変換を行う複合系)に分類される。近接形ではフラウンホーファ領域に関連する複雑な位相関係を考慮した設計が必要不可欠である。

■【各選択肢の徹底検証】

・選択肢1:反射板のわずかな傾きや変形は指向性のズレを引き起こし、通信断の原因となるため不適切である。

・選択肢2:給電線を用いないため給電線損失がない点は正しいが、偏波の乱れ等が生じる場合があるため後半の記述の一部に注意が必要(ここでは近接形の定義を正確に問う選択肢3がより適切)。

・選択肢3:近接形平面反射板における球面波と平面波の変換作用およびフラウンホーファ領域に関する記述は正確である。

・選択肢4:反射板周辺での散乱や偏波面の乱れにより不要輻射や干渉が生じる可能性があるため不適切である。

■【本番での即断ポイント】

近接形平面反射板が「球面波を平面波に(またはその逆に)変換する複合系として動作する」という物理的メカニズムを正確に捉えている選択肢を選ぶ。

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