【伝送交換主任技術者】過去問準拠 予想演習 問046 解説|思考ルート
IPネットワークにおけるIPv6の近隣探索(Neighbor Discovery)プロトコルを用いて通信相手のMACアドレスを解決し通信を開始するまでの手続きと処理の順序に関する記述として、最も適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.046
IPネットワークにおけるIPv6の近隣探索(Neighbor Discovery)プロトコルを用いて通信相手のMACアドレスを解決し通信を開始するまでの手続きと処理の順序に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
送信元ノードは最初にルータ要請(RS)メッセージを受信相手のMACアドレスに直接ユニキャスト送信し、それに対するルータ広告(RA)を受けてから隣接ノード解決プロセスを開始する。
送信元ノードは、未解決のIPアドレスに対する宛先MACアドレスを決定するため、まず要請メッセージ(Neighbor Solicitation)を要請ノードマルチキャストアドレス宛てに送信し、それに対して相手から返送される近隣広告(Neighbor Advertisement)を受信してMACアドレスを特定する。
宛先MACアドレスが不明な場合、送信元はまず自身のリンクローカルアドレスを宛先としたICMPv6エコーリクエストをブロードキャスト送信し、その応答をキャッシュすることでMACアドレスを取得する。
送信元ノードはアドレス解決を行う前に必ずDHCPv6サーバに対してNSメッセージを転送し、サーバが代理で応答したMACアドレスをレイヤ2ヘッダの宛先に設定してパケットを送出する。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
IPv6における近隣探索プロトコル(NDP)のメッセージ交換の順序とメカニズムの理解を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
IPv6ではIPv4のARPに代わりICMPv6の近隣探索が使用される。宛先IPアドレスに対応するMACアドレスが不明な場合、送信元は近隣要請(NS:Neighbor Solicitation)メッセージを特定の要請ノードマルチキャストアドレス宛てに送信する。これを受信した対象ノードは自身のものであることを確認し、自身のMACアドレスを含んだ近隣広告(NA:Neighbor Advertisement)を返送することで、送信元はMACアドレスを学習し通信を開始できる。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:RSはルータの存在やプレフィックス情報を取得するためのものであり、宛先MACアドレス解決の手順の最初に行われる必須プロセスではない。
・選択肢2:NSメッセージをマルチキャスト送信し、NAを受信してMACアドレスを特定する正しい手順を記述している。
・選択肢3:ICMPv6のエコーリクエストやブロードキャストを用いたMAC解決手法はIPv6には存在しない。
・選択肢4:DHCPv6はIPアドレス等の設定配布を行うものであり、近隣探索やARPの代理応答を常時行う仕組みではない。
■【本番での即断ポイント】
IPv6のARP相当は「近隣要請(NS)」と「近隣広告(NA)」の組み合わせであり、要請ノードマルチキャスト宛てに送出される点に着目する。
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