【伝送交換主任技術者】過去問準拠 予想演習 問061 解説|思考ルート
IPsecを用いたVPN通信の構成および暗号・認証プロトコルの動作メカニズムに関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.061
IPsecを用いたVPN通信の構成および暗号・認証プロトコルの動作メカニズムに関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
IPsecのトンネルモードでは、元のIPパケット全体が暗号化および認証の対象となり、その外側に新たなIPヘッダが付加されてルータ間やサイト間でカプセル化された通信が行われる。
IPsecのESP(Encapsulating Security Payload)プロトコルは、ペイロード部の暗号化に加えて認証や改ざん検知の機能を提供し、データを秘匿して送信する場合に必須となる。
IPsecのAH(Authentication Header)プロトコルは、パケットの暗号化機能と認証機能の両方を提供するため、VPN網において通信データの完全な秘匿と改ざん防止を同時に実現できる。
IPsecのトランスポートモードは、IPヘッダを変更せずにペイロード部のみを保護する方式であり、主にエンド・ツー・エンドのホスト間通信に適用される。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 3
■【設問の意図と背景】
インターネット等の公衆網で安全な仮想専用線を構築するIPsecプロトコル群において、各プロトコル(AHとESP)が持つ機能の境界線を正確に理解しているかを問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
AH(Authentication Header)は通信データの認証と完全性保証(改ざん検知)を提供するが、暗号化機能(秘匿機能)を持っていない。データを暗号化して秘匿する場合はESPを使用する必要があるため、AHが暗号化機能も提供するという記述は不適切である。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:トンネルモードは元パケット全体をカプセル化し新ヘッダを付加するサイト間通信の標準方式であり正しい。
・選択肢2:ESPは暗号化と認証の両方を提供し秘匿通信に不可欠であり正しい。
・選択肢3:AHは暗号化機能を持たず認証と改ざん検知のみを提供するため誤り。
・選択肢4:トランスポートモードはIPヘッダを変えずにペイロードのみ保護するホスト間向けであり正しい。
■【本番での即断ポイント】
AHと書かれていたら「暗号化なし、認証と改ざん検知のみ」、ESPと書かれていたら「暗号化あり、認証もあり」と即座に判別することが合格の急所である。
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