【線路主任技術者】過去問準拠 予想演習 問059 解説|思考ルート
10G-EPONシステムにおける上り信号制御およびONU収容に関する実務・運用上の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.059
10G-EPONシステムにおける上り信号制御およびONU収容に関する実務・運用上の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
複数のONUから同一の光ファイバ網へ向けて送信される上りデータが互いに干渉し衝突するのを防ぐため、OLTは各ONUに対して送信を許可するタイムスロットを動的に割り当てる制御を行っている。
異なる距離に設置された各ONUからの上り信号がOLTにおいて正確なタイミングで受信されるよう、OLTと各ONU間の伝搬遅延時間をあらかじめ測定して送信開始タイミングを調整するレンジング処理が実施される。
10G-EPONのOLTには、通信速度の異なるGE-PON用ONUおよび10G-EPON用ONUからの上りバースト光信号をそれぞれ適切に識別して受信するため、デュアルレートバースト光受信器が搭載されている。
下り方向の光信号はすべてのONUに対してブロードキャスト(放送)形式で送信されるため、各ONUの光受信部に組み込まれた波長フィルタを取り外すことにより、他の加入者宛てのすべての下り信号を自由に閲覧・受信することが可能となる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 4
■【設問の意図と背景】
10G-EPONの物理的・論理的運用ルールにおいて、セキュリティやハードウェア構成に関してやってはいけない不適切な行為や誤った認識を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
下り信号はブロードキャスト方式で各ONUに送信されるが、セキュリティや通信プライバシーを確保するため、各ONUに内蔵された波長フィルタによって自宛ての信号のみを選択して受信する仕組みになっている。波長フィルタを取り外すことは物理的な改造および不正アクセスの行為であり、他人の通信を自由に閲覧可能とするような設計や運用は許されないため、選択肢4が最も不適切である。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:OLTがタイムスロットを割り当てるTDMA制御を行うのは正常な運用であるため適切。
・選択肢2:ONUごとの遅延を補正するレンジング処理を実施するのは正常な運用であるため適切。
・選択肢3:デュアルレートバースト光受信器を搭載して混在収容するのは正しい仕様であるため適切。
・選択肢4:波長フィルタを取り外して他人の信号を閲覧することはセキュリティ上重大な違反であり不適切(これが正解)。
■【本番での即断ポイント】
「波長フィルタを取り外して自由に閲覧できる」といったセキュリティを無視するような記述は、通信インフラの原則に反するため即座に誤りと見抜く。
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