【線路主任技術者】過去問準拠 予想演習 問069 解説|思考ルート
架空電柱線路における支線の設置工法および一般地域における支線の取付角度基準に関する工学的背景・メカニズムについての記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.069
架空電柱線路における支線の設置工法および一般地域における支線の取付角度基準に関する工学的背景・メカニズムについての記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
一般地域における支線の電柱に対する取付角度は、風圧や電柱の沈下等を考慮して 10度 から 20度 の極めて鋭角な範囲に設定することが最も効率的であるとされている。
支線の取付角度を一般地域において 35度 から 45度 の範囲で極力大きく確保する理由は、角度が小さすぎると電柱に対する上向きの分力(引き抜き力)が過度に増大し、基礎や電柱の座屈・浮き上がりを招くためである。
支線は、架空ケーブル等の不平衡張力による電柱の傾斜や倒壊を防止するために設置されるものであり、ワイヤの張力を大地に確実に伝えることで構造的な安定性を維持する。
支線が取り付けられない場合に、電柱の反対側に立てて水平荷重を分担させる支柱においても、電柱に対する設置の力学バランスや基礎の安定性確保には十分な配慮が必要とされる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 1
■【設問の意図と背景】
支線の取付角度に関する規定の存在理由(メカニズム・背景趣旨)を深く理解しているかを、不適切な記述を見抜く形式で問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
一般地域における支線の取付角度は、構造安定性と引き抜き力のバランスを考慮して「35度 ~ 45度」の範囲に設定することが原則とされている。選択肢1にある「10度 から 20度 の極めて鋭角な範囲」にすると、水平方向の支持力に対して垂直方向の引き抜き分力が異常に大きくなり、電柱や基礎を持ち上げてしまう致命的な構造欠陥を生じるため、この記述は明確に不適切である。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:取付角度を10度〜20度の鋭角にすると引き抜き力が激増するため不適切(これが正解)。
・選択肢2:35度〜45度を確保する理由として、引き抜き力の抑制や座屈防止が挙げられており正しい。
・選択肢3:支線の設置目的である不平衡張力の相殺と大地への力伝達に関する記述であり正しい。
・選択肢4:支柱における力学バランスの重要性を示しており正しい。
■【本番での即断ポイント】
支線の取付角度の数値基準は、一般地域が「35度〜45度」、積雪地帯が「35度」である。角度を小さく(鋭角に)しすぎると引き抜き力が増すという力学的メカニズムをセットで押さえる。
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