【測量士】過去問準拠 予想演習 問049 解説|思考ルート
直接水準測量における誤差の消去および例外規定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.049
直接水準測量における誤差の消去および例外規定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
地球の曲率および大気屈折の影響は、前視標尺と後視標尺を結ぶ直線上の中央にレベルを整置し、前後視距離を等しくすることによって完全に消去できる。
標尺の零点誤差(目盛の起点が物理的下端と一致していない誤差)は、レベルの設置回数(測点数)を偶数回にすることによって消去することができる。
標尺を鉛直に立てる際、付属水準器がない場合は標尺を前後にゆっくり動かして、読定値が最小となるところを読むことで垂直を確保できる。
傾斜地や障害物によってどうしても前後視距離を等しくできない場合であっても、1測点ごとの視距離の不均衡をそのまま放置して観測を続行しても高低差の精度には一切影響しない。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 4
■【設問の意図と背景】
直接水準測量における原則的な誤差消去法と、例外的な状況における実務上の留意点に関する理解を問うています。
■【正解の根拠とメカニズム】
前後視距離に不均衡がある状態で観測を続けると、視準線誤差や地球の曲率・大気屈折の影響が相殺されずに累積し、高低差の精度に重大な悪影響を及ぼします。したがって、距離の不均衡をそのまま放置することは許されません。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:前後視距離を等しくすることで曲率・屈折が消去できるのは正しい原則です。
・選択肢2:偶数回の設置により零点誤差が相殺されるのは正しい仕組みです。
・選択肢3:標尺を動かして最小値を読む実務的な手順は正しい記述です。
・選択肢4:視距離の不均衡を放置しても影響がないとする記述は誤りであり、許容差の管理や不均衡の累積防止が必要です。
■【本番での即断ポイント】
「前後視距離が不均衡でも影響しない」という選択肢は、測量の基本原則(誤差の相殺)に反するため、即座に不適切と判断できます。
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