【測量士】過去問準拠 予想演習 問069 解説|思考ルート
航空レーザ測量等の点群データ処理におけるフィルタリング(グラウンドデータの抽出)の物理的メカニズムおよび処理手法に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.069
航空レーザ測量等の点群データ処理におけるフィルタリング(グラウンドデータの抽出)の物理的メカニズムおよび処理手法に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
植生が繁茂する地域において、レーザパルスは必ず地表面で1回だけ反射するため、得られたすべての点群データをそのまま地表面として採用すればフィルタリング処理を行う必要はない。
樹木や構造物に照射されたレーザパルスは、樹冠部で最初に反射するファーストパルスと、樹木の隙間を通り抜けて地表面に到達して反射するラストパルスなど、複数のエコーとして観測される場合がある。
グラウンドデータの抽出(フィルタリング)では、ラストパルスや複数回反射の特性を利用し、建物や植生などの非地表物を数学的アルゴリズムによって除去し、地表面の点群を分離する。
フィルタリング処理によって抽出されたグラウンドデータに対して、適切な内挿補間処理を施すことにより、数値地形モデル(DTM)を作成することが可能となる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 1
■【設問の意図と背景】
点群データから地表面(グラウンド)を抽出するフィルタリング処理の必要性と、レーザのマルチエコー現象に関する物理的理解を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
樹木や建物がある場合、レーザパルスは樹冠や屋根の表面だけでなく、その隙間を抜けて地面にも到達するため複数の反射波(マルチエコー)が生じる。地表面を得るためには、これらを区別するフィルタリング処理が不可欠であり、全データをそのまま地表とすることはできない。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:すべてのデータをそのまま地表とする記述は、植生や建物の影響を無視しており物理的・実務的に完全に誤り。
・選択肢2:ファーストパルスとラストパルスの分離に関する記述は物理現象として正しい。
・選択肢3:非地表物を除去して地表面を抽出するフィルタリングの目的として正しい。
・選択肢4:グラウンドデータからDTMを作成する流れとして正しい。
■【本番での即断ポイント】
「レーザは地面で1回だけ反射するわけではない(マルチエコー)」という点群測量の基本特性を見抜くこと。
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