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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問21の過去問解説|思考ルート

【問題】

問21 かぜ(感冒)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a かぜは、単一の病原体(ウイルス)によって引き起こされる特定の疾患である。 b かぜと似た症状が現れる重篤な疾患として、急性肺炎、肺結核、髄膜炎などがある。 c かぜ薬(総合感冒薬)は、かぜの諸症状を緩和させるとともに、ウイルスの増殖を抑制し、ウイルスを体内から排除する。 d 急激な高熱を伴うかぜ様症状が現れた場合は、インフルエンザである可能性を考慮する必要がある。

1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:誤、d:正) 3(a:誤、b:正、c:正、d:誤) 4(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 5(a:誤、b:誤、c:正、d:正)


① この問題の一言まとめ

この問題は、ドラッグストアで最もよく売れる「かぜ薬(総合感冒薬)」の本当の役割と、かぜを引き起こす原因、そしてかぜに隠れた危険な病気について問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [×]:これは間違いです。かぜは何か1つの特定のウイルス(単一の病原体)だけで起きるわけではありません。ライノウイルスやコロナウイルスなど、実に200種類以上の様々なウイルスが原因で起きる、鼻やのどの急性の炎症の「総称(セットの呼び名)」です。
  • b [○]:これは正しい記述です。最初は「ただのかぜかな?」と思っていても、実は急性肺炎や肺結核、脳を包む膜の病気である髄膜炎など、命に関わる重い病気の初期症状だった、というケースがあります。
  • c [×]:ここが初心者にとって最大の引っ掛けポイントです。市販のかぜ薬は、かぜのウイルスをやっつけたり増殖を抑えたりする「根本治療のパワー」は一切ありません。あくまで今出ている熱、のどの痛み、鼻水などのつらい症状を一時的に和らげる(対症療法)だけです。ウイルスを追い出すのは、最終的には人間自身の「免疫力」です。
  • d [○]:これは正しい記述です。普通のかぜに比べて、一気にガツンと高い熱が出るのがインフルエンザの特徴です。この場合は、一般のかぜ薬で様子を見るのではなく、インフルエンザの可能性を考えて受診を勧めるなどの対応が必要になります。

※正答:4

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. かぜ薬は「ウイルスを倒す」という思い込みの罠
  • ひっかけ例:今回の選択肢cのパターンです。「かぜ薬はウイルスの増殖を抑制する」など。
  • 対策:市販のかぜ薬はすべて「症状を抑えるだけ(対症療法)」。ウイルスを直接退治する成分は1ミリも入っていない、と覚えておきましょう。
  1. かぜの「原因」に関するひっかけ
  • ひっかけ例:「かぜは、特定のインフルエンザウイルスのみによって引き起こされる」
  • 対策:かぜの原因ウイルスの大半はインフルエンザ以外(ライノウイルスなど)であり、多種多様なウイルスのブレンドによって起きます。
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