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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問41の過去問解説|思考ルート

【問題】

問41 腸の薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a ロペラミド塩酸塩は、腸管の運動を亢進させることにより、下痢を止める。 b センノシドは、大腸の細菌によって分解され、大腸を刺激して排便を促す。 c 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより、大腸の水分吸収を促し、便を硬くする。 d ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されず、大腸に達して初めて効果を発揮する。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)


① この問題の一言まとめ

この問題は、下痢止め成分(ロペラミド)と、便秘薬(下剤)の成分であるセンノシドやマグネシウムが、腸の中でどのように働くか(メカニズム)を問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [×]:言葉が逆になっています。「ロペラミド塩酸塩」は、食べすぎや冷えによる激しい下痢を止める強力な成分です。腸が過剰に動きすぎている状態をピタッと「抑える(腸管運動の抑制)」ことで下痢を止めます。選択肢は「亢進(こうしん=激しく動かす)させる」となっているのでバツです。
  • b [○]:これは正しい記述です。「センノシド」は、植物のセンナから採れる非常に有名な便秘薬の成分です。口から飲んだあと、胃や小腸をすり抜けて大腸に届くと、大腸の中に住んでいる腸内細菌たちにパチパチと分解されて初めてスイッチが入り、大腸をギューッと刺激して排便を促します。
  • c [×]:結果の記述が真逆になっています。「酸化マグネシウム」などのマグネシウム系の下剤は、ウンチに水分を集めるお薬です。腸の中の水分を逃がさないようにする(浸透圧を高める)ことで、大腸が便の水分を奪うのを防ぎ、水分をたっぷり含んだ「便を柔らかくする」のが本当の効果です。
  • d [○]:これは正しい記述です。「ピコスルファートナトリウム」は、非常にスマートな液体の便秘薬です。胃や小腸では全く悪さをせず(お腹が痛くなりにくい)、大腸に届いてから大腸の細菌によって分解されて、ピンポイントで大腸の動きを活発にさせます。

※正答:4(b、dが正しい)

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「マグネシウム」はウンチに水をあげるお薬
  • ひっかけ例:今回の選択肢cのように「便を硬くする」と仕掛けてきます。
  • 対策:便秘の人はウンチがカチカチになっています。マグネシウムは水分を大腸に引き戻して【便を柔らかく、ふくらませる】お薬だとしっかり覚えましょう。
  1. ロペラミドの「運動抑制」のひっかけ
  • ひっかけ例:「ロペラミドは、腸の動きを活発にして下痢の原因を追い出す」
  • 対策:ロペラミドは動きすぎた腸を「眠らせる(抑制する)」ことで下痢を止めるお薬です。
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