【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問5の過去問解説|思考ルート
【問題】
問5 セルフメディケーションの推進に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 登録販売者は、一般用医薬品を一定期間使用しても症状の改善がみられない又は悪化した購入者に対しては、別の一般用医薬品の使用を勧める必要がある。 b セルフメディケーションの主役は、医薬品の販売に従事する専門家である。 c 風邪やアレルギーの諸症状に対応する一般用医薬品の中には、セルフメディケーション税制の対象となっているものがある。 d 登録販売者は、一般用医薬品に関する正確で最新の知識を常に修得するよう心がけることが望まれる。
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
① この問題の一言まとめ
この問題は、自分の健康は自分で守るという「セルフメディケーション」の正しい考え方と、私たち登録販売者が現場でどう動くべきかという接客の基本姿勢を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:目の前の利益に走るダメな店員の接客になってしまっています。薬をしばらく使っても治らない、または悪化しているということは、市販薬では対応できない重い病気が隠れているサインです。別の市販薬を勧めるのではなく、すぐに「病院の受診(受診勧奨)」を勧めなければなりません。
- b [×]:セルフメディケーションの主役は、専門家ではなく「自分自身の健康に責任を持つ一般の生活者(購入者本人)」です。登録販売者や薬剤師は、主役である生活者を後ろから支えるアドバイザー(サポーター)に過ぎません。
- c [○]:これは正しいです。特定の成分が入った市販の風邪薬やアレルギー薬などを年間で一定額以上買うと、税金が少し安くなる「セルフメディケーション税制」というおトクな仕組みがあります。お店のレシートに星マークがついているアレのことです。
- d [○]:これは大正解です。薬の世界は、新しい成分が出たり、安全ルールの見直しが日々行われています。資格を取って終わりではなく、常に最新の正しい知識を勉強し続ける姿勢が求められます。
※正答:4(c、dが正しい)
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
「セルフメディケーションと専門家の役割」の章では、以下の誘導に注意してください。
- 「何でもかんでも市販薬で解決させようとする」ひっかけ
- ひっかけ例:「症状が重い場合でも、まずは一般用医薬品を使って様子を見るよう促す」
- 対策:登録販売者の最も大事な仕事は、市販薬を売ることだけでなく「これは病院に行ったほうがいい!」と正しく判断してあげること(受診勧奨)です。テキストの中で「さらに市販薬を使い続けさせる」ニュアンスの選択肢が出たら、ほぼ100%バツと見抜いてください。