【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 午後問35の過去問解説|思考ルート
【問題】
問35 医薬品の添付文書において、「してはいけないこと」に「次の人は服用しないこと」として、「透析治療を受けている人」と記載されている医薬品の配合成分に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
透析治療を受けている人が服用すると、体内にアルミニウムが貯留し、アルミニウム脳症等を引き起こすおそれがあるため、( a ) や ( b ) を含有する胃腸薬には、この項目が必ず記載されている。
1 a:炭酸水素ナトリウム、b:スクラルファート 2 a:合成ヒドロタルサイト、b:スクラルファート 3 a:炭酸水素ナトリウム、b:メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 4 a:合成ヒドロタルサイト、b:ロートエキス 5 a:ピレンゼピン塩酸塩、b:ロートエキス
① この問題の一言まとめ
この問題は、午後問7の解説で私が力説した、「アルミニウム=透析の人は一発禁忌!」という知識が、そのままダイレクトに第5章の適正使用問題として形を変えて出題されたパターンです。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [合成ヒドロタルサイト] / b [スクラルファート]:これがズバリ大正解の組み合わせです。午後問7の部屋を思い出してください。名前にアルミニウム(アルミン酸など)とつく成分や、アルミニウムを含んでいる【合成ヒドロタルサイト】や【スクラルファート(スクラムを組んで傷を守る絆創膏)】は、人工透析をしている人の脳にアルミニウムが溜まって重い記憶障害などを起こすリスクがあるため、「してはいけないこと(絶対禁忌)」に指定されています。
※ちなみに、選択肢の炭酸水素ナトリウム(重曹)は塩分(ナトリウム)が溜まるので心臓病や高血圧の人が注意する成分、ロートエキスは緑内障や前立腺肥大の人が禁忌になる成分ですので、アルミニウム脳症とは関係ありません。
※正答:2
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 第3章の知識が、そのまま第5章の「得点源」に化ける瞬間!
- 対策:登録販売者試験の面白いところは、第3章で必死に覚えたカタカナ成分の弱点(副作用・禁忌)が、そのまま第5章の「この成分が入っているから、この人はダメ!」という問題として丸ごと再利用される点です。第3章で『アルミニウムの胃薬=透析は絶対NG!』と理屈で覚えておけば、この第5章の難問も2を一瞬で選べるようになります。