【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問10の過去問解説|思考ルート
【問題】
問10 高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合はない。 b 高齢者の生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいので、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断できる。 c 一般用医薬品の販売等に際しては、実際にその医薬品を使用する高齢者の個々の状況に即して、適切に情報提供や相談対応がなされることが重要である。 d 高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:正) 3(a:正、b:正、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:誤、d:誤) 5(a:誤、b:誤、c:正、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックのam-q31の高齢者問題の首都圏バージョンです。おじいちゃんおばあちゃんがお薬を飲むときの、喉の詰まり(嚥下障害)や持病悪化リスクを問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:そんなわけがない大バツ記述です。他ブロックでも解説した通り、お年寄りが持病(前立腺肥大や緑内障など)を持っているとき、市販の風邪薬や鼻炎薬を飲むことで【症状が急激に悪化(尿閉など)したり、病院の治療の邪魔になること(妨げとなる場合)は『バチバチにあります』】。「場合はない」と言い切る文章は×です。
- b [×]:他ブロックのam-q31の私の大解説がそのまま出ました!お年寄りの内臓や体の衰えスピードは、散歩好きな元気な80代もいれば寝たきりの60代もいるように、【個人差がめちゃくちゃ『大きい』】のが特徴です。そのため、年齢の数字だけで副作用のリスクを一律に判断することはできません。小さい、はバツです。
- c [○]:これは正しい記述です。お年寄り一人ひとりの生活環境や、お耳が遠いかなどの「個々の状況に即して」、親切に優しくアドバイス(相談対応)をすることが重要です。
- d [○]:これはリアルなお年寄りの体の変化を捉えた正しい記述です。年を取ると喉の筋肉が衰えるため(嚥下障害=えんげしょうがい)、大きなカプセルや粉薬を飲むときに、喉に詰まらせてゲホゲホとむせ返りやすい弱点があります。
※正答:5
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- お年寄りの内臓の衰えスピードは、個人差が【非常に大きい】!
- 対策:年齢だけで機械的に一律ジャンプできる、というニュアンス(b)と、持病悪化リスクは無いという嘘(a)を2つ並べて消去すれば、5(a、bがバツ、c、dがマル)が美しく残ります。