【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問26の過去問解説|思考ルート
【問題】
問26 泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。 b
| 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。 |
1(a:正、b:誤、c:誤、d:誤) 2(a:正、b:正、c:正、d:誤) 3(a:正、b:正、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:誤、b:正、c:誤、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックのam-q46(腎臓とアルドステロン)の応用です。腎臓のフィルター(腎小体)と、回収トンネル(尿細管)の仕事のすり替えひっかけを見抜く問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:お掃除工場の「場所(パーツ)」の、非常に高度なすり替えひっかけです!血液からゴミを1回ザルでドバッとこし出す最初の場所を「腎小体(じんしょうたい)」と呼びます。そこから溢れた液の中から、やっぱり必要な栄養(ブドウ糖やアミノ酸、水分)をもう一度引き抜いて体に戻す【『再吸収(さいきゅうしゅう)』の仕事を全開で行うのは、腎小体ではなく、その先に続く【尿細管(にょうさいかん)】のロングトンネルの本当の役目です。場所が違うのでバツです。
- b [○]:これは骨を強くするための、100%正しい腎臓の裏の仕事の記述です。ご飯や日光浴で作られたビタミンDは、そのままではまだ眠っています。【腎臓】の工場を通過することで、初めてバリバリ働く「活性型ビタミンD」に変身(転換)し、小腸でカルシウムをギューッと吸収させて骨をバキバキに強くします。
- c [×]:他ブロックの問46で私が仕込んでおいた伏線が、ここでハッキリ牙を剥きました!血圧を上げるホルモン「アルドステロン」ですが、体の中に残す(排泄を抑制する)のは、塩分と水【だけ】です。【カリウム】に関しては、体の中に溜まると心臓が止まって危ないので、オシッコへポイポイと【『排泄を促す(体外へ捨てる)』】のが正しい役割です。カリウムの排泄も抑える、と書かれているので大バツです。
- d [○]:これは他ブロックや第5章の禁忌でも1万回登場した、完璧な大正解のシニア男性の解剖記述です。おじいちゃんになると前立腺が大きくなって尿道を押し潰すため、おしっこが詰まります。
※正答:5
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 必要な栄養(ブドウ糖・水分)を再吸収するトンネルは【尿細管】!
- 対策:腎小体は「ただの最初の目の粗いザル(ろ過)」、尿細管が「丁寧な手作業の仕分け(再吸収)」と、頭のキャラクターを分けておきましょう。aとcの嘘を弾けば、5(bとdが正しい)が綺麗に選べます。