【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問36の過去問解説|思考ルート
【問題】
問96 一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「次の人は使用(服用)しないこと」として、「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載されている主な成分として、誤っているものはどれか。
1 アスピリン 2 イブプロフェン 3 アセトアミノフェン 4 グリチルリチン酸二カリウム 5 ケトプロフェン
① この問題の一言まとめ
この問題は、すべての医薬品の説明書の「してはいけないこと」の1行目に書いてある、『過去にこの薬で負けた(アレルギーが出た)ことがある人は、リピートして飲むのは絶対に禁止(禁忌)』という大原則のリストから、1つだけ「そんな厳しい禁忌は書かれていない安全な成分」を見つけ出す間違い探し問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- 1、2、3、5 [○]:これらはすべて、他ブロックでも大暴れした、熱を下げるための強い強力な解熱鎮痛成分(アスピリン、イブ、ロキソニン、ケトプロフェン、アセトアミノフェンなど)です。これらは過去に一度でも発疹やアレルギーが出た人がリピートすると、最悪の場合アナフィラキシーショックで心肺停止になるため、説明書の一番上に【絶対に使用しないこと(禁忌)】が義務付けられています。
- 4 [×]:これが間違い(この問題の正解)です!生薬カンゾウの成分である「グリチルリチン酸二カリウム」は、炎症を優しく抑えるマイルドな裏方成分です。飲みすぎると偽アルドステロン症のリスク(相談すること)はありますが、アスピリンやロキソニンのように「過去にアレルギーが出た人は一発一滴も使用禁止」という、そこまでエグいショック死の禁忌(してはいけないこと)のリストには【法律上、指定されていません】。
※正答:4
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 過去のアレルギーで「一発絶対禁忌(してはいけないこと)」に指定されているのは、強い【解熱鎮痛成分(痛み止め)】の部屋の住人たち!
- 対策:選択肢の中に、痛み止めのエースたち(アスピリン、イブ、ケト、アセト)が綺麗に並んでいます。その中にぽつんと1つだけ浮いている、炎症止めのグリチルリチン酸(4)を見つけて、間違いとして選ぶとても良心的な消去法問題です。