【伝送交換主任技術者】過去問準拠 予想演習 問041 解説|思考ルート
IPsecを用いたVPN構築およびそのセキュリティプロトコルに関する記述として、原則と例外・適用除外の観点から最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.041
IPsecを用いたVPN構築およびそのセキュリティプロトコルに関する記述として、原則と例外・適用除外の観点から最も不適切なものはどれか。
選択肢
IPsecのトンネルモードは、元のIPパケット全体を暗号化および認証し、新しいIPヘッダを付加してルータ間のサイト間VPNなどで広く利用される方式である。
IPsecのセキュリティプロトコルであるAHは、データの機密性を確保するためにペイロード部およびIPヘッダの一部を強力に暗号化する機能を持っている。
IPsecのトランスポートモードは、IPヘッダはそのままにペイロード部のみを保護する方式であり、主にエンド・ツー・エンドのホスト間通信に適用される。
AHは暗号化機能を持たず認証と改ざん検知のみを提供するのに対し、ESPは暗号化に加えて認証および完全性保証の機能を提供するため、データの秘匿が必要な場合はESPが使用される。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
IPsecのアーキテクチャにおいて、原則であるESPの暗号化機能と、例外や特例的な位置づけにあるAH(認証のみ)の役割の混同を突く出題です。実務における要件定義で不可欠な知識を問います。
■【正解の根拠とメカニズム】
選択肢2の記述にあるAH(Authentication Header)は、データの発信元認証と改ざん検知(完全性)のみを提供し、データの暗号化(機密性の確保)機能は一切持っていません。データの秘匿を行うにはESP(Encapsulating Security Payload)を用いる必要があります。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:トンネルモードはパケット全体をカプセル化してルータ間で転送する原則的な方式であり正しいです。
・選択肢2:AHは暗号化機能を持たないため不適切です。
・選択肢3:トランスポートモードはホスト間でペイロードを保護する適用除外的な性質を持つ標準的な仕組みであり正しいです。
・選択肢4:ESPが暗号化と認証の両方を提供し、AHが認証のみであるという対比は完全に正しいです。
■【本番での即断ポイント】
「AHが暗号化を行う」と書かれていれば即座に誤りと判断できます。暗号化はESPの役割です。
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