【線路主任技術者】過去問準拠 予想演習 問075 解説|思考ルート
光海底ケーブルシステムや無中継システムにおいて、ケーブルの切断や給電導体の開放故障が発生した際の故障位置探索に関する次の記述のうち、実務上の手順や試験方法として最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.075
光海底ケーブルシステムや無中継システムにおいて、ケーブルの切断や給電導体の開放故障が発生した際の故障位置探索に関する次の記述のうち、実務上の手順や試験方法として最も不適切なものはどれか。
選択肢
給電導体に開放故障(切断)が生じ、光ファイバは無事であるかまたは両端が完全に絶縁されている状態のときには、導体の長さに比例する静電特性を利用した静電容量試験が有効な故障位置探索手法として用いられる。
無中継システムの光ファイバに破断故障が発生した場合には、通常のOTDR、または長距離・微小な後方散乱光をコヒーレント検出して高精度に測定可能な海底用C-OTDRが用いられる。
海底ケーブルの修理作業においては、正確な故障位置の特定が不可欠であり、位置特定後にグラプネルを用いた探線作業やROVを用いた切断・引き揚げ作業が行われる。
中継器間において給電導体が完全に開放故障を起こし両端が完全に絶縁されている状態である場合、直流のループ抵抗測定を実施することで、開放点までの正確な距離を直接算出することができる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 4
■【設問の意図と背景】
海底ケーブル等における電気的・光学的故障位置探索において、適用すべき試験手法(静電容量試験と直流抵抗測定の違いなど)の選択ミスや不適切な実務手順を見抜く力を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
給電導体が開放故障を起こして両端が完全に絶縁されている状態では、直流電流を流すことができないためループ抵抗測定(直流抵抗測定)は成立しない。このような絶縁・開放状態では、長さに比例する静電容量を利用した静電容量試験を用いる必要がある。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:絶縁状態の導体に対する静電容量試験の適用は正当な手法である。
・選択肢2:光ファイバ破断に対するOTDRやC-OTDRの活用は正しい。
・選択肢3:故障位置特定後のグラプネルやROVを用いた修理手順は実務に即している。
・選択肢4:完全に絶縁された開放状態に対してループ抵抗測定は不可能であり、誤り。
■【本番での即断ポイント】
「完全絶縁(開放)」の状態では直流は流れないため、抵抗測定(ループ抵抗)はできず「静電容量試験」を使うという電気的原則を見抜くこと。
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