【測量士】過去問準拠 予想演習 問011 解説|思考ルート
国際地球基準座標系(ITRF)に基づく基準点測量を電子基準点のみを既知点として実施し、網平均計算を行う場合の実務上の処置および不具合対策に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.011
国際地球基準座標系(ITRF)に基づく基準点測量を電子基準点のみを既知点として実施し、網平均計算を行う場合の実務上の処置および不具合対策に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
電子基準点はプレートテクトニクスによる絶え間ない地殻変動の影響を受けて常に移動しているため、既知点成果をそのまま用いると測量精度に重大な悪影響を及ぼすおそれがある。
GNSS測量等の実施時には、観測時点における座標を正確に求めるためにセミ・ダイナミック補正を適用し、元期の座標と観測時点の座標との間で適切に相互変換を行う必要がある。
電子基準点のみを既知点とする場合、従来の現地観測による既知点確認の手間が大幅に削減される利点がある反面、少数の既知点への依存度が極めて高くなるため測地成果の不整合に十分注意を払う必要がある。
現場での施工手順において、観測期間中の機器の据付やセッション切り替えの際には、地殻変動の影響をその場で相殺するために基準点測量機のアンテナ高を故意に変化させて初期化エラーを防ぐ。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 4
■【設問の意図と背景】
ITRFベースの測地成果運用や電子基準点を利用した基準点測量において、現場施工時やデータ処理における不具合対策と正しい実務手順を問うている。
■【正解の根拠とメカニズム】
アンテナ高を故意に変化させるような行為は観測データの幾何学的整合性を完全に破壊するものであり、実務上そのような処置は一切存在せず不適切である。セミ・ダイナミック補正等により地殻変動を数学的・物理的に処理するのが正しい。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:プレート運動による変位を考慮すべきであり、正しい記述。
・選択肢2:観測時点の座標へ変換するセミ・ダイナミック補正は必須であり、正しい記述。
・選択肢3:既知点数が少なくなため成果の不整合への注意が必要であり、正しい記述。
・選択肢4:アンテナ高を故意に変える行為は誤りであり、正解。
■【本番での即断ポイント】
観測中に測量機材のパラメータを故意に改変するような不自然な実務手順を述べる選択肢は常に誤りと見抜く。
スマホで全100問をランダム演習・弱点管理しませんか?
「思考ルート」のWeb演習アプリなら、測量士をはじめとする難関資格の過去問準拠・予想演習を、スマホやPCで100問まで完全無料でお試し演習できます。