【測量士】過去問準拠 予想演習 問019 解説|思考ルート
我が国の測地成果体系の変遷に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.019
我が国の測地成果体系の変遷に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
従来の日本測地系(旧測地系)は、東京天文台を原点としベッセル楕円体を採用した局所的な天文測量に基づくシステムであった。
日本測地系から世界測地系への移行に伴い、測地成果の基準は地域的なひずみを解消するため、すべて東京湾平均海面を基準とした局所座標系に統一された。
世界測地系(JGD2011等)は、地球全体の重心を原点とする地心直交座標系であるITRFをベースに構築されている。
日本国内の基準点はプレート運動に伴い常に変動するため、現在の測地成果ではセミ・ダイナミック補正を適用して観測時点の座標に変換する必要がある。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
旧日本測地系と世界測地系の違い、および測地成果の移行目的やシステム構造に関する誤りを見抜く能力を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
世界測地系への移行は、局所的な測地系で発生していた地域的なひずみを解消し、GNSS等の宇宙測地技術に対応した地球全体を統一的に表現する地心直交座標系を採用するために行われたものであり、「東京湾平均海面を基準とした局所座標系に統一された」という記述は事実と異なる。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:旧測地系の特徴(東京天文台起点、ベッセル楕円体)を正しく述べており適切。
・選択肢2:世界測地系は局所座標系ではなく地球全体を統一する地心直交座標系ベースであるため不適切。
・選択肢3:世界測地系がITRFをベースにしていることを述べており適切。
・選択肢4:プレート変動に対応するセミ・ダイナミック補正の必要性を述べており適切。
■【本番での即断ポイント】
世界測地系は局所座標系ではなく、地球中心を原点とするグローバルな地球基準座標系(ITRF)に準拠しているという基本概念を押さえておけば即断できる。
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