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【測量士】過去問準拠 予想演習 問030 解説|思考ルート

トータルステーション(TS)を用いた基準点測量において、障害物等により直接測点に器械や目標を設置できない条件下で偏心観測を行う場合の複合的な判断として、最も適切なものはどれか。

※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。

予想演習 No.030

トータルステーション(TS)を用いた基準点測量において、障害物等により直接測点に器械や目標を設置できない条件下で偏心観測を行う場合の複合的な判断として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 偏心点を設けて観測を行う場合、偏心距離は任意の長さに設定して構わず、測点間距離に対する制限は規定されていないため、作業しやすい離れた位置に自由に偏心点を置くことができる。

  2. 偏心点を設ける場合、偏心距離は測点間距離または既知点間距離の6分の1以下を標準とし、偏心点における水平角および距離の観測を十分な精度で実施して主点の位置を算出する。

  3. 偏心測量を実施した場合は、主点における直接観測値と同等以上の精度が常に保証されるため、偏心に関わる三角形の方向角や縮尺係数の計算および点検を省略することができる。

  4. 障害物を回避するために偏心点を選ぶ際、見通しさえ確保できれば、本点の位置から極端に離れた位置であっても計算上の幾何学的強度は低下しないため、制限を考慮する必要はない。


正解と解説(思考ルート)

【正解】 選択肢 2

■【設問の意図と背景】

見通し障害時に用いられる偏心測量の条件、制限値(偏心距離の比率)、および実務上の注意点を複合的に問う。

■【正解の根拠とメカニズム】

偏心測量は測点に障害物がある場合の有効な手段であるが、偏心距離が大きすぎると三角形の幾何学的強度が著しく低下し、計算誤差が拡大する。そのため、法令・作業規程では偏心距離を測点間距離等の6分の1以下を標準とすることが厳格に定められている。

■【各選択肢の徹底検証】

・選択肢1:偏心距離の制限(6分の1以下)を無視して自由に置けるとする記述は誤りである。

・選択肢2:偏心距離の標準基準(6分の1以下)を満たし、高精度な観測で主点を求める正しい手順を述べており適切である。

・選択肢3:偏心測量は間接的な計算を伴うため計算や点検が不可欠であり、省略できるとする記述は誤りである。

・選択肢4:偏心距離が大きくなると幾何学的強度が低下するため、制限を考慮しないのは誤りである。

■【本番での即断ポイント】

偏心測量に関する数値基準として「偏心距離は測点間距離の6分の1以下」という頻出の数値を正確に記憶しているかが最大の判断基準となる。

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