← コラム一覧へ戻る

【測量士】過去問準拠 予想演習 問036 解説|思考ルート

GNSS測量機を用いた基準点測量において、長時間の衛星電波を受信して高精度な基線ベクトルを算出し全国の基準点網の骨格を構築するスタティック法と、国土地理院等が全国に設置した電子基準点からのデータをリアルタイムで配信し移動

※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。

予想演習 No.036

GNSS測量機を用いた基準点測量において、長時間の衛星電波を受信して高精度な基線ベクトルを算出し全国の基準点網の骨格を構築するスタティック法と、国土地理院等が全国に設置した電子基準点からのデータをリアルタイムで配信し移動局側で即時に整数値解を求めて位置を決定するネットワーク型RTK法に関する次の記述のうち、組合せとして最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. スタティック法は短時間の観測で即時に測位結果が得られるため施工管理に向き、ネットワーク型RTK法は数時間から数日間の連続観測を要するため高精度な1級基準点の網平均計算の主軸として用いられる。

  2. スタティック法は長時間の観測データを用いて搬送波位相の整数値バイアスを厳密に解き数ミリから数センチの最高精度を達成し、ネットワーク型RTK法は補正情報を用いて数センチの精度をリアルタイムで得られるため公共測量等で幅広く活用されている。

  3. ネットワーク型RTK法は上空視界が開けた山岳地帯の奥地において電子基準点との通信が不要な独立した単独測位方式であり、スタティック法は携帯電話網等の通信インフラに常時接続しながら移動体の軌跡を追跡する手法である。

  4. 両手法とも電子基準点を既知点として利用する点では共通しているが、スタティック法では基線長が数十キロメートルを超える長距離であっても観測時間は数分間で十分であるのに対し、ネットワーク型RTK法では数日間の観測が必要不可欠である。


正解と解説(思考ルート)

【正解】 選択肢 2

■【設問の意図と背景】

GNSS測量における代表的な2つの手法であるスタティック法とネットワーク型RTK法の原理、適用範囲、特徴の違いを正確に理解しているかを問い、実務における適切な使い分けの判断力を試す。

■【正解の根拠とメカニズム】

スタティック法は数時間から場合によっては数十時間にわたり複数の受信機で同時観測を行い、後処理によって長距離の基線ベクトルを高精度に解析する手法であり、1・2級基準点等の骨格構築に最適である。一方、ネットワーク型RTK法は仮想基準点方式等を利用して周辺の電子基準点網から空間誤差を補正し、移動局で即時に高精度な位置を決定できるため、作業効率が高く4級基準点や細部測量に適している。

■【各選択肢の徹底検証】

・選択肢1:スタティック法とネットワーク型RTK法の特徴が完全に逆転して記述されているため不適切。

・選択肢2:両手法の正しい定義、精度、実用性を示しており最も適切。

・選択肢3:ネットワーク型RTK法は通信インフラが必要であり、スタティック法は通信を常時必要としないため記述が誤り。

・選択肢4:スタティック法は長距離では数時間の観測が必要であり、ネットワーク型RTK法に数日間の観測は不要であるため不適切。

■【本番での即断ポイント】

「スタティック法=長時間観測・最高精度・後処理」「ネットワーク型RTK法=即時解・通信インフラ必須・作業効率重視」という基本対比を思い出す。

◀ 前の問題(問035) 📑 測量士 一覧 次の問題(問037) ▶

スマホで全100問をランダム演習・弱点管理しませんか?

「思考ルート」のWeb演習アプリなら、測量士をはじめとする難関資格の過去問準拠・予想演習を、スマホやPCで100問まで完全無料でお試し演習できます。

👉 【無料】5秒でお試し演習を始める(Webアプリへ)

知識の丸暗記に、もう時間を使いたくないあなたへ

AIがあなたの弱点を一瞬で分析。最短ルートを示す「思考ルート」で、
限られたスキマ時間を最大の合格実績に変えましょう。

【無料】5秒でお試し演習を始める ➔