【測量士】過去問準拠 予想演習 問035 解説|思考ルート
ネットワーク型RTK法を用いた基準点測量等の施工実務および現場での注意点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.035
ネットワーク型RTK法を用いた基準点測量等の施工実務および現場での注意点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
ネットワーク型RTK法を実施する場合、移動局の観測点周辺に高層建築物や密集した樹木などの遮蔽物があると、マルチパスやサイクルスリップが発生しやすく、即時的な整数値解(固定解)の取得が困難になるため、開けた地点を選定することが重要である。
ネットワーク型RTK法は、基準点測量において電子基準点のみを既知点として利用する場合等に極めて有効であるが、配信される補正情報の遅延や上空の電波環境の変動により、得られた座標の信頼性を確認するための重複観測や独立したセッションによる点検が不要となる。
ネットワーク型RTK法による観測において、初期化(イニシャライゼーション)が完了し固定解が得られた後も、その状態が維持されているかを監視し、衛星の配置や受信状態の急変による解の劣化に十分注意しなければならない。
ネットワーク型RTK法を用いた測量では、通信回線網(携帯電話回線等)を通じてリアルタイムに補正情報を受信するため、通信環境の電波状況が不安定な山間部や深い谷あいでは、観測作業に支障を来すおそれがある。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
ネットワーク型RTK法を用いた現場作業における実務上の注意点や品質管理・点検の必要性を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
ネットワーク型RTK法においても、得られた成果の信頼性を担保するためには、独立したセッションによる観測や重複観測、既知点検などの品質管理手続きが不可欠である。「点検が不要となる」とする記述は、測量における安全・品質管理の原則に反するため誤りである。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:遮蔽物によるマルチパスやサイクルスリップ対策として開けた地点を選定する点は適切。
・選択肢2:点検が不要になるとする記述は測量上の品質管理規定に反するため不適切。
・選択肢3:固定解の維持や受信状態の監視の重要性は適切。
・選択肢4:通信環境の不安定な場所での制約に関する記述は適切。
■【本番での即断ポイント】
効率的な手法であっても「点検や確認作業が一切不要になる」とする極端な記述は、例外なく誤りであると見抜くこと。
スマホで全100問をランダム演習・弱点管理しませんか?
「思考ルート」のWeb演習アプリなら、測量士をはじめとする難関資格の過去問準拠・予想演習を、スマホやPCで100問まで完全無料でお試し演習できます。