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【測量士】過去問準拠 予想演習 問038 解説|思考ルート

GNSS測量機を用いた基準点測量において、複数台の受信機を用いてスタティック法による観測を実施する際、異なるメーカや異なるアンテナ機種の機器を組み合わせて混在観測および基線解析を行う場合の措置に関する記述のうち、最も適切

※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。

予想演習 No.038

GNSS測量機を用いた基準点測量において、複数台の受信機を用いてスタティック法による観測を実施する際、異なるメーカや異なるアンテナ機種の機器を組み合わせて混在観測および基線解析を行う場合の措置に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 同一の観測セッション内であれば、アンテナの形状や内部構造の違いに関わらず、アンテナ高をすべて標識上面からの垂直高に統一して入力さえすれば、アンテナ位相中心の補正を行わずに高精度な結果を得ることができる。

  2. 異なる機種のアンテナを組み合わせて使用する場合、アンテナ位相中心の周波数依存性や到来方向依存性による誤差を相殺するため、国土地理院が提供する絶対アンテナ位相中心モデルに基づくPCV補正を適用しなければならない。

  3. 同一メーカーの同一型番のアンテナを使用する場合には、アンテナ位相中心の個体差や方位特性は完全に一致しているとみなされるため、スタティック法であってもPCV補正を実施する必要性は一切存在しない。

  4. 異機種の混在観測を行う場合、基線解析ソフトウエア内で自動的に位相中心のずれが補正されるため、作業規程の定める特段の補正処理や外部補正ファイルの適用を省略しても精度上の問題は生じない。


正解と解説(思考ルート)

【正解】 選択肢 2

■【設問の意図と背景】

異機種のGNSSアンテナを混在させて観測・解析を行う際の、アンテナ位相中心変動(PCV)補正の必要性と工学的理由に関する理解度を問う。

■【正解の根拠とメカニズム】

GNSSアンテナの位相中心は、受信する電波の周波数や到来方向(仰角・方位角)によって物理的に微小に変動する。異なる機種のアンテナを組み合わせて用いる場合、この位相中心の特性の違いがそのまま基線解析の誤差(系統誤差)として現れるため、絶対アンテナ位相中心(PCV)補正を適用することが標準規格として必須となる。

■【各選択肢の徹底検証】

・選択肢1:垂直高に統一してもアンテナ固有の位相中心の差異は解消されないため不適切。

・選択肢2:PCV補正を適用すべきとする記述であり正確かつ適切。

・選択肢3:同一機種であっても精密な測量ではPCV補正が推奨・適用される場合があり「一切存在しない」とするのは誤り。

・選択肢4:ソフトが自動処理するとは限らず、適切な補正パラメータの設定や適用が不可欠であるため不適切。

■【本番での即断ポイント】

「アンテナの位相中心は機種ごとに異なり、電波の到来方向によって変動するため、異機種混在時は必ずPCV補正が必要」と即答できるようにする。

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