【測量士】過去問準拠 予想演習 問039 解説|思考ルート
GNSS測量機を用いた1級から4級までの基準点測量および電子基準点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.039
GNSS測量機を用いた1級から4級までの基準点測量および電子基準点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
1級基準点測量をスタティック法により実施する場合、観測距離や使用衛星数に応じた適切な観測時間およびセッション数を確保し、網平均計算によって幾何学的強度の点検を行わなければならない。
電子基準点を既知点として用いてGNSS測量を行う場合、日本国内の基準点はプレート運動等により常に地殻変動しているため、測量実施時点の座標にセミ・ダイナミック補正を施して解析に用いなければならない。
GNSS水準測量において、標高を決定するための測定であるため、アンテナ位相中心の高さの測定誤差やアンテナの向き(方位)の影響は結果に一切影響しないため考慮する必要がない。
スタティック法による観測では、マルチパス(建物の反射波等)の影響を軽減するため、周囲の開けた安定した視界が確保できる場所にアンテナを設置することが極めて重要である。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 3
■【設問の意図と背景】
GNSS基準点測量における作業規格、セミ・ダイナミック補正の適用、およびGNSS水準測量におけるアンテナ設置・測定上の留意点に関する誤りを見抜く力を養う。
■【正解の根拠とメカニズム】
GNSS水準測量においても、アンテナ高の測定誤差やアンテナの設置不良(位相中心の偏心や方位の不一致)はそのまま標高(高さ方向)の誤差として直結する。特に高さ方向は水平方向よりもGNSS測位の幾何学的要因から精度が劣りやすいため、細心の注意が必要である。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:1級基準点のスタティック観測における網平均やセッション管理の原則を述べており適切。
・選択肢2:地殻変動に伴うセミ・ダイナミック補正の適用は必須であり適切。
・選択肢3:アンテナ高の測定誤差や方位の影響が「一切影響しない」とするのは物理的・実務的に完全に誤り。
・選択肢4:マルチパス軽減のための環境選定は基本原則であり適切。
■【本番での即断ポイント】
「高さ方向の測位は水平よりも精度が落ちやすく、アンテナ高の測定ミスや位相中心の影響を強く受ける」ことを念頭に置く。
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