【測量士】過去問準拠 予想演習 問046 解説|思考ルート
大規模な河川改修事業において、山間部から平野部に至る長距離区間にわたり、従来の直接水準測量に代えてGNSS水準測量を適用する場合の測量作業および標高決定の措置に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.046
大規模な河川改修事業において、山間部から平野部に至る長距離区間にわたり、従来の直接水準測量に代えてGNSS水準測量を適用する場合の測量作業および標高決定の措置に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
GNSS水準測量により得られる楕円体高から、国土地理院が提供する最新のジオイドモデルを減じて得られるジオイド高を用いることで、直接水準測量の同等精度で直接に標高を決定することができる。
広大な長距離区間を複数のセッションに分割してGNSS観測を行う場合、既知の水準点を適切に結合し網平均計算を実施するとともに、地域的なジオイドの傾斜や歪みを補正するための補点測量や検証観測を並行して行う必要がある。
GNSS水準測量では電波の伝搬遅延や上空視界の制約を受けるため、長距離測線であっても夜間のみの観測に限定しなければならず、昼間の観測成果はすべて無効とされる。
GNSS水準測量によって算出される標高は、地球の重力場を厳密に反映した正に高さそのものであるため、直接水準測量における水準路線の閉合差点検や標高の再確認は一切省略してよい。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
長距離の河川測量や広域インフラ管理において、直接水準測量の効率化を目的としてGNSS水準測量を採用する際の、実務的な作業手順や精度管理上の留意点を問うています。
■【正解の根拠とメカニズム】
広範囲にわたるGNSS水準測量では、ジオイドモデルの局所的な誤差や測点間の歪みが標高誤差として直接現れるため、既知の水準点との結合や網平均計算による厳密な調整、さらに必要に応じた検証観測を行うことが実務上不可欠です。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:ジオイドモデルを適用するだけでは局所的なモデル誤差が補正しきれないため、無条件に直接水準と同等精度が得られるわけではありません。
・選択肢2:広大な長距離区間で網平均計算を行い、ジオイドの歪みや局所誤差を検証・補正しながら進める手順は非常に適切です。
・選択肢3:夜間のみに限定されるという法規や作業規程上の制限はありません。
・選択肢4:GNSSによる高さは楕円体高を基準としており、重力場との関係から点検や検証を省略することは許されません。
■【本番での即断ポイント】
長距離のGNSS水準測量では、ジオイドモデル単体の使用には限界があるため、既知水準点との結合や網平均、検証による補正が必須であるという点を見抜きます。
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