【測量士】過去問準拠 予想演習 問047 解説|思考ルート
1級水準測量において、地表付近の強烈な大気屈折(カゲロウ等)による観測誤差を排除するために講じられる措置に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.047
1級水準測量において、地表付近の強烈な大気屈折(カゲロウ等)による観測誤差を排除するために講じられる措置に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
視準軸の低すぎる位置における大気密度の急激な変化や温度勾配の影響を避けるため、標尺の下方目盛(一般に地表から20cm以下の範囲)の読定を意図的に行う。
強烈な日射による地表付近の加熱を避け、大気の温度勾配が比較的安定している早朝や曇天時に観測を実施することで、屈折異常の影響を最小限に抑える。
前後視の視距離を均等に保つことにより、レベルから前後の標尺に至るまでの光線経路における大気屈折の影響を相殺し、誤差の伝播を防止する。
日中の気温上昇が著しい時間帯においては、測点間の視距離を短く設定して大気屈折の積分値を小さくし、視準線に対する影響を軽減する措置を講じる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 1
■【設問の意図と背景】
1級水準測量における最高精度の維持を目的とした、大気屈折誤差の排除規定や現場での運用ルールに関する理解を問うています。
■【正解の根拠とメカニズム】
1級水準測量では、地表に近いほど大気の温度勾配が激しくなり屈折率が不規則に変化するため、標尺の下方(一般に20cm以下)の読定は行わないという厳格な規定があります。選択肢1はこれを逆にした誤りです。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:下方目盛の読定を『行う』としている点が誤りであり、実際には下方目盛の読定は避けて除外します。
・選択肢2:早朝や曇天時の観測は、大気の状態が安定するため屈折の影響を減らす適切な措置です。
・選択肢3:前後視距離を等しくすることは、直接水準測量における系統誤差の消去の基本原則です。
・選択肢4:視距離を短くすることは大気屈折の影響を物理的に低減するための有効な現場対応です。
■【本番での即断ポイント】
「下方20cm以下を読定する」という記述があれば即座に誤りと判断します。1級水準では下方を読まないのが鉄則です。
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