【測量士】過去問準拠 予想演習 問065 解説|思考ルート
三次元点群測量および関連する測量技術に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.065
三次元点群測量および関連する測量技術に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
UAVレーザ測量は、小中規模の現場や急峻な地形において、航空機搭載型よりも低高度かつ低速で飛行できるため、高い点密度を持つ高精度な点群データを効率的に取得することができる。
写真測量とレーザ測量の比較において、デジタル航空カメラ等を用いた画像マッチングによる点群は、テクスチャが乏しい砂漠や水面、均一なアスファルト面などでマッチングエラーが生じやすい一方、レーザ測量はアクティブセンサであるため対象物の反射特性に依存しつつも一定の距離測定が可能である。
航空レーザ測量におけるスキャンレート(往復回数/秒)とパルスレート(照射回数/秒)の設計は、飛行速度と組み合わせて、所定の地上点間隔や点密度を満足するように最適に設定されなければならない。
地上レーザ測量を実施する際、観測作業を効率化するため、測点間の視通が確保されていれば、機器の整置や標定点・標尺の設置を一切行わず、すべての測点を完全に独立した単独法のみで結合なしに三次元座標系へ統合することができる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 4
■【設問の意図と背景】
地上レーザ測量の結合手法や標定点設置の原則、および他の測量手法との比較に関する総合的な理解を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
選択肢4の記述は、「すべての測点を完全に独立した単独法のみで結合なしに三次元座標系へ統合することができる」としている点が明確に誤りである。地上レーザ測量を複数のステーション(器械点)で行う場合、それぞれの視野の死角を補い、全体を単一の正確な三次元座標系に統合するためには、隣接するスキャン間で共通のターゲット(標定点や標的球)を観測してタイポイント結合や座標変換(標定)を行うことが必須であり、結合なしに単独で正確な全体座標系を構築することはできない。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:UAVレーザの利点(低高度・低速・高点密度)を正しく述べている。
・選択肢2:画像マッチングの弱点とアクティブセンサであるレーザの特徴の違いを正確に述べている。
・選択肢3:スキャンレートとパルスレート、飛行速度の関係が点密度を決めるという設計上の原則を正しく述べている。
・選択肢4:複数ステーションの結合にはターゲットや標定が不可欠であり、結合なしでは統合できないため不適切であり正解となる。
■【本番での即断ポイント】
複数の位置から測量を行う場合、必ずターゲットや共通点を用いた「結合(標定)」が必要であり、「結合なしに単独で統合できる」という記述は測量の基本原則に反する。
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