【測量士】過去問準拠 予想演習 問064 解説|思考ルート
航空レーザ測量におけるデータ処理および地形(地表面)抽出に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.064
航空レーザ測量におけるデータ処理および地形(地表面)抽出に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
樹木や建造物が密集する地域において、地表面の数値地形モデル(DTM)を作成するためには、レーザパルスの照射に対して最初に反射して戻ってくるファーストパルスのみを抽出し、そのデータをそのままグリッド状に内挿してグラウンドデータとする。
植生や建造物が存在する地域から地表面を抽出するためには、レーザパルスの最初のエコー(ファーストパルス)と最後のエコー(ラストパルス)の差分情報や、周辺の点群の高低差を利用したフィルタリング処理を行い、植生や構造物の点群を除去してグラウンドデータを生成する。
航空レーザ測量で取得された生データ(ローデータ)には、機器の系統誤差や大気補正に起因する歪みが含まれないため、標定点測量やキャリブレーションを行わずに直ちに最終的なDEMとして公開・納品することができる。
航空レーザ測量におけるオルソ画像の作成において、レーザ点群データは二次元の輝度情報を持たないため、地上の起伏を補正するための標高モデルとしては利用できず、写真測量によるDSMのみが標高補正に用いられる。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
航空レーザ測量における点群データのフィルタリングメカニズム、特に植生域での地面抽出(グラウンドデータの作成)の仕組みについての理解を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
航空レーザ測量では、上空から照射されたパルスが樹冠で反射して最初に戻るのが「ファーストパルス」、樹木の隙間を通り抜けて最後に地面で反射して戻るのが「ラストパルス」となる。地表面(DEM)を抽出するには、樹冠上のファーストパルスではなく、地面に到達したラストパルスや、それらの差分等を用いたフィルタリング(スクリーニング)処理を行い、植生や構造物由来の点群を除去してグラウンドデータを作成する必要がある。したがって、選択肢2が正確な記述である。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:ファーストパルスは樹冠の高さを示しており、これをそのまま用いるとDSM(数値表層モデル)になってしまうため誤り。
・選択肢2:ファーストとラストの差分やフィルタリングにより植生等を除去して地面を抽出する正しい記述である。
・選択肢3:システム較差や測位誤差が存在するため、キャリブレーションや標定点による補正が不可欠であり誤り。
・選択肢4:レーザ点群から作成されたDEMやDSMはオルソ画像の正射影変換(レリーフ変位修正)に極めて重要な役割を果たすため誤り。
■【本番での即断ポイント】
「木の上(最初=ファースト)」は樹冠、「地面(最後=ラスト)」は地表面。DTM作成にはラストパルスやフィルタリングが不可欠。
スマホで全100問をランダム演習・弱点管理しませんか?
「思考ルート」のWeb演習アプリなら、測量士をはじめとする難関資格の過去問準拠・予想演習を、スマホやPCで100問まで完全無料でお試し演習できます。