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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問16の過去問解説|思考ルート

【問題】

問16 次のうち、一般用医薬品の役割として、正しいものの組み合わせはどれか。

a 生活の質(QOL) の改善・向上 b 重度な疾病に伴う症状の改善 c 生活習慣病の診断 d 健康の維持・増進

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)


① この問題の一言まとめ

この問題は、ドラッグストアで買える一般用医薬品(市販薬)が、私たちの生活において「どんな役割を果たしているか」という基本と限界の境界線を問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。例えば「ちょっとした鼻炎で仕事に集中できない」「軽微な胃痛で食事が楽しめない」といった日常の不快な症状を和らげることで、生活の質(QOL=Quality of Life)をパッと改善・向上させるのは市販薬の立派な役割です。
  • b [×]:これは市販薬の限界を超えています。がんや重い心臓病などの「重度な疾病」に伴う症状の改善は、病院でお医者さんが処方する医療用医薬品の領分です。市販薬で対応して良いのは、あくまで「軽度な症状」に限られます。
  • c [×]:言葉の引っ掛けです。市販の検査薬(尿糖・尿タンパク検査薬など)でできるのは、あくまで生活習慣病などの「早期発見」や「健康状態の把握」のための目安を知ることです。「診断」を下すことができるのは、病院の医師の診察だけです。
  • d [○]:これは正しい記述です。ビタミン剤や滋養強壮保健薬などを上手に使うことで、日頃の「健康の維持・増進」や、病気になるのを未然に防ぐことに役立てるのも市販薬の大事な役割です。

※正答:2

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「重度な病気」にも使えると言い張るひっかけ
  • ひっかけ例:「一般用医薬品は、病院に行く時間がない重度な疾病の患者が自ら治療を行うために使用される」
  • 対策:市販薬は「軽度な症状」に使うものです。重い症状が出ている場合は、すぐに病院を勧める(受診勧奨)のが登録販売者の役割です。
  1. 「診断」と「早期発見」のすり替え
  • ひっかけ例:今回の選択肢cのパターンです。
  • 対策:一般用検査薬の役割は、あくまで受診に繋げるための「早期発見」や「目安」です。「診断」という強い言葉が出てきたらバツと見抜きましょう。
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