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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問24の過去問解説|思考ルート

【問題】

問24 かぜ薬の配合成分及び安全対策に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a アスピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として販売してはならない。 b セミアルカリプロテイナーゼが配合されたかぜ薬は、フィブリノゲンが低下している人では出血傾向が増強するおそれがある。 c カフェイン類を含有するかぜ薬は、胃酸の分泌を抑制する作用があるため、胃潰瘍のある人に推奨される。 d グリチルリチン酸二カリウムを大量に摂取すると、体内にマグネシウムが貯留し、低マグネシウム血症を起こすおそれがある。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)


① この問題の一言まとめ

この問題は、熱下げ成分(アスピリン)の年齢制限という超重要ルールと、炎症を抑える酵素成分の血液への影響、そしてお薬の飲みすぎによる危険な副作用について問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは絶対に覚えなければならない大原則です。アスピリン(アセチルサリチル酸)を15歳未満の子供が風邪のときに飲んでしまうと、「ライ症候群」という脳や肝臓に激しい障害が起きる命に関わる恐ろしい病気が発生するリスクがあります。そのため、15歳未満の子供には「いかなる場合も販売NG(禁忌)」です。
  • b [○]:これは正しい記述です。「セミアルカリプロテイナーゼ」は、のどの炎症を抑える「酵素」の成分ですが、血液を固める成分(フィブリノゲン)を少し減らしてしまう性質があります。そのため、元々出血しやすい人や、血液の病気がある人が飲むと、さらに出血が止まらなくなる(出血傾向の増強)おそれがあります。
  • c [×]:真逆のことが書かれています。カフェインは、胃をすっきりさせるどころか、胃酸を【優位に分泌(ドバドバ出す)】させてしまいます。そのため、胃潰瘍がある人がカフェインの入った風邪薬を飲むと、胃に穴が空きそうなくらい症状が悪化してしまうので「推奨される」は完全に大バツです。
  • d [×]:入れ替わっている言葉がとてもいやらしいです。生薬の甘草(カンゾウ)の成分である「グリチルリチン酸」を大量に摂ると、体の中に【ナトリウム(塩分)と水】が溜まり、逆に【カリウム】がオシッコから逃げていってしまう「偽アルドステロン症」という有名な副作用が起きます。選択肢はマグネシウムになっているのでバツです。

※正答:1(a、bが正しい)

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「グリチルリチン(甘草)」➔「偽アルドステロン症」のミネラル入れ替え
  • ひっかけ例:今回の選択肢dのように、カリウムを「マグネシウム」や「カルシウム」にすり替えてきます。
  • 対策:体の中に【塩(ナトリウム)】が溜まり、【カリウム】が逃げていく、とシンプルに覚えましょう。
  1. カフェインと胃の負担のひっかけ
  • ひっかけ例:「カフェインは胃粘膜を保護するため、胃が弱い人に適している」
  • 対策:空腹でコーヒーを飲むと胃が痛くなりますよね。カフェインは胃酸を「攻撃的に増やす」成分なので、胃潰瘍の人にはNGです。
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