【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問25の過去問解説|思考ルート
【問題】
問25 かぜの症状に用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
( a ) は、体力中等度以上で、皮膚が乾燥し、咳が出て、ときに痰が切れにくいものの、から咳、気管支炎、気管支ぜんそく、咽頭炎、しわがれ声に適すとされているが、構成生薬として( b )を含まない。
1 a:麦門冬湯、b:カンゾウ 2 a:麦門冬湯、b:マオウ 3 a:麻黄湯、b:カンゾウ 4 a:麻黄湯、b:マオウ 5 a:葛根湯、b:カンゾウ
① この問題の一言まとめ
この問題は、試験の最大の山場である「漢方薬」の記述から、特徴的な効能を持つ漢方(麦門冬湯)の名前と、その中に隠された珍しい「生薬のルール」を突いてくる問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [麦門冬湯]:これが正しい漢方薬の名前です。問題文にある「皮膚が乾燥し、咳が出て、のどがカラカラの【から咳】」というキーワードが来たら、のどを優しく潤してくれる潤い漢方【麦門冬湯(ばくもんどうとう)】の独壇場です。
- b [マオウ]:ここが非常に高度なひっかけ・知識問題です。風邪の漢方薬(葛根湯や麻黄湯など)のほとんどには、交感神経を興奮させる「マオウ(麻黄)」という強い生薬が入っています。しかし、この麦門冬湯は、のどを優しく潤すマイルドな漢方なので、体をバキバキに興奮させる【マオウを含まない】のが最大の特徴です(ちなみに、構成生薬として「カンゾウ」はバッチリ含まれています)。
※正答:2
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
漢方薬の勉強では、以下の「キラーフレーズ(一発で見抜く呪文)」をセットで覚えるのが合格への最短ルートです。
- 「から咳」「しわがれ声」「のどの乾燥」
- 呪文対応:➔【麦門冬湯(ばくもんどうとう)】の一択です。のどの乾燥を潤すイメージです。
- 「体力がある人(体力中等度以上)の引き始めの風邪で、汗が出ていない」
- 呪文対応:➔【葛根湯(かっこんとう)】または【麻黄湯(まおうとう)】です。体に熱をこもらせて汗を出させる強い漢方なので、これらにはマオウがたっぷり入っています。今回の麦門冬湯はこれらと違って「マオウが入っていない」と区別して覚えましょう。