【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問30の過去問解説|思考ルート
【問題】
問30 眠気を防ぐ薬 (眠気防止薬) 及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a カフェインは、胃腺からの胃酸分泌を抑制する作用がある。 b カフェインの1回摂取量は 200 mg、1日摂取量は 500 mg が上限とされている。 c カフェインは、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収を抑制することで、尿量を減少させる。 d 眠気防止薬は、かぜ薬や乗り物酔い止めなど、カフェインが含まれる他の医薬品と併用しても問題ない。
1(a:正、b:正、c:誤、d:誤) 2(a:誤、b:正、c:誤、d:誤) 3(a:正、b:誤、c:正、d:正) 4(a:誤、b:正、c:正、d:誤) 5(a:誤、b:誤、c:誤、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、居眠り防止のシャキッと薬(眠気防止薬)の主役である「カフェイン」の、絶対に覚えなければならない法律上の「ミリグラムの数字制限」と、体への影響を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:問24の風邪薬のひっかけでも出てきた大定番の罠です。カフェインは、胃酸の分泌を抑えるのではなく【促進(ドバドバ出す)】させてしまいます。そのため、飲むと胃が荒れやすくなります。
- b [○]:これは国家試験で100%狙われる、絶対に暗記しなければいけない超重要数字です。一般用医薬品のカフェインの上限量は、【1回に200mgまで、1日に500mgまで】と法律できっちり決まっています。この数字を少しだけ変えてひっかけてくるのがお決まりのパターンですが、今回は正しい数字なのでマルです。
- c [×]:体の仕組み(利尿作用)の解説が逆になっています。カフェインを飲むとオシッコに行きたくなりますよね(尿量増加)。これは、腎臓で水分やナトリウムが体内に戻ってくるのを「ブロック(再吸収を抑制)」するため、水分がそのままオシッコとして外に出ていってしまうからです。選択肢は「尿量を減少させる」となっているのでバツです。
- d [×]:危険な併用です。眠気防止薬(カフェインの塊)と、他のカフェインが入っているお薬(風邪薬や、乗り物酔い止めなど)を一緒に飲むと、あっという間にbの上限量をぶち抜いてしまい、心臓がバクバクしたり手が震えたりするカフェイン中毒(過剰摂取)を引き起こします。そのため併用は厳禁です。
※正答:2
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- カフェインの上限数値「200mg / 500mg」のすり替え
- ひっかけ例:「カフェインの1回上限値は500mg、1日上限値は1000mgである」
- 対策:「200mlの缶コーヒーを、1日5本(500)まで」のようなイメージで、【1回200 / 1日500】という数字を頭の金庫に鍵をかけて保管してください。
- カフェインの「尿」への影響の言葉のすり替え
- ひっかけ例:今回の選択肢cのように「尿量を減らす」と仕掛けてきます。
- 対策:カフェインを飲むとオシッコは【増える(利尿作用)】。自分の生活の体験と結びつけておけば、絶対に引っかかりません。