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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問34の過去問解説|思考ルート

【問題】

問34 鎮咳去痰薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a ジプロフィリンは、中枢神経系を興奮させて気管支を拡張させる作用を持つキサンチン系の成分である。 b コデインリン酸塩水和物は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える麻薬性の成分である。 c ノスカピンは、気管支の平滑筋に直接作用して気管支を拡張させる成分である。 d ブロムヘキシン塩酸塩は、分泌細胞を刺激して粘液の分泌を促し、タンの粘り気を減らして出しやすくする成分である。

1(a:正、b:正、c:誤、d:正) 2(a:正、b:誤、c:誤、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:正、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:誤) 5(a:正、b:正、c:誤、d:誤)


① この問題の一言まとめ

この問題は、咳を止める(鎮咳)お薬と、タンを切る(去痰)お薬の、脳や肺での「効き方の仕組み(メカニズム)」を正確に見分ける、第3章の中盤の大きな山場です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。「ジプロフィリン」は、コーヒーに入っているカフェインの親戚のような成分(キサンチン系)です。脳をシャキッとさせる(中枢神経系を興奮させる)のと同時に、肺の空気の通り道(気管支)の筋肉を緩めてガバッと広げることで、咳をラクにします。
  • b [○]:これは正しい記述です。「コデインリン酸塩水和物(コデイン)」は、医療用の世界でも有名な、麻薬の仲間(麻薬性鎮咳成分)です。脳の延髄にある、咳のスイッチである「咳嗽中枢(がいそうちゅうすう)」を強力にマヒさせて、どんな激しい咳でもピタッと止める最強の咳止めです(※依存性があるため、12歳未満の子供には使えないという重要なルールもあります)。
  • c [×]:役割がすり替えられています。「ノスカピン」は、筋肉に直接働く薬ではありません。bのコデインと同じように、脳の咳スイッチである【咳嗽中枢に作用して咳を止める(非麻薬性鎮咳成分)】お薬です。麻薬の仲間ではないので、子供にも比較的安全に使えます。
  • d [○]:これは正しい記述です。「ブロムヘキシン塩酸塩」は、ドラッグストアのたん切り薬(去痰薬)の超定番です。タンのドロドロした粘り気を細かく切り刻んでサラサラの水のように変えるとともに、気道の分泌液をドバッと増やして、滑りを良くしてツルンと外に出しやすくします。

※正答:1

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「咳嗽中枢(脳)」で効くか、「気管支(肺)」に直接効くかのすり替え
  • ひっかけ例:今回の選択肢cのパターンです。
  • 対策:名前に「〜コデイン」「ノスカピン」「デキストロメトルファン」とつく咳止めは、すべて【脳の咳嗽中枢】を麻痺させるお薬です。肺の筋肉に直接働くのは、ジプロフィリンやアドレナリン作動薬(エフェドリンなど)だと整理しておきましょう。
  1. コデインの「麻薬性」のひっかけ
  • ひっかけ例:「コデインリン酸塩は、非麻薬性成分であるため依存性はない」
  • 対策:コデインはバキバキの【麻薬性】です。だからこそ効き目が最強で、その代わりに使いすぎると癖になる(依存性がある)という裏の顔をセットで覚えてください。
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