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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問37の過去問解説|思考ルート

【問題】

問37 胃の薬(胃腸薬)の作用及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 胃液の分泌を抑える目的で、抗コリン成分が配合されていることがある。 b 炭酸水素ナトリウムは、胃酸の作用を強める目的で配合されている。 c 出血を伴う胃潰瘍がある人がアルミニウムを含む成分を大量に服用すると、体内にアルミニウムが多量に貯留することがある。 d 健胃薬は、胃液の分泌を促して胃の働きを活発にする目的の薬であり、苦味や馨香(けいこう)のある生薬成分が用いられる。

1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:正) 3(a:誤、b:正、c:正、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:誤) 5(a:正、b:誤、c:誤、d:正)


① この問題の一言まとめ

この問題は、胃酸を抑える成分の仕組みと、胃の働きを元気にする「健胃生薬」の特徴、そして胃に負担をかけるミネラル(アルミニウム)の注意点について問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。「抗コリン成分」は、副交感神経の働きをブロックするお薬です。副交感神経が休むと、胃の活動がスローダウンするため、出すぎて困っている「胃液(胃酸)の分泌を抑える」ことができます。
  • b [×]:目的が真逆です。「炭酸水素ナトリウム(重曹)」は、アルカリ性の成分です。出すぎた強酸性の胃酸をジュワッと中和して【胃酸の作用を弱める(制酸成分)】のが本当の目的です。「強める」はバツです。
  • c [○]:これは正しい記述です。透析を受けている人でなくても、胃に出血(傷)がある人がアルミニウム入りの胃薬(スクラルファートなど)を大量に飲むと、傷口からアルミニウムが血液中にどんどん入ってしまい、体の中に溜まってしまう(貯留)リスクがあります。
  • d [○]:これは正しい記述です。「健胃薬(けんいやく)」は、弱った胃を元気にさせるお薬です。口に入れた瞬間に「うわ、苦い!」「良い香りがする!」と味覚や嗅覚を刺激することで、脳が「食べ物が入ってくるぞ」と勘違いし、胃液をドバッと出して胃を活発に動かします(良薬口に苦し、の代表です)。

※正答:2

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「制酸薬」の役割の言葉の入れ替え
  • ひっかけ例:今回の選択肢bの通り「胃酸を強める」など。
  • 対策:胃薬の白い粉や液は、酸っぱすぎる胃酸をリセットするための「アルカリ(中和)」です。胃酸を【弱める】のが仕事だと理解しておきましょう。
  1. 「健胃薬」が効くメカニズム
  • ひっかけ例:「健胃薬は、胃粘膜を麻痺させることで胃の働きを抑える」
  • 対策:健胃薬は、苦味や香りで胃を【応援して活性化させる】のが目的です。オウバクやセンブリといった苦い生薬がこれに該当します。
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