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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問38の過去問解説|思考ルート

【問題】

問38 胃腸薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a ピレンゼピン塩酸塩水和物は、胃液分泌抑制作用のほか、消化管の運動を促す作用もある。 b スクラルファートは、胃粘膜の傷んだ部分に結合して保護膜を形成し、胃酸による攻撃から守る。 c メチルメチオニンスルホニウムクロリドは、荒れた胃粘膜の修復を助ける成分として配合されている。 d ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)は、胃粘膜を刺激して胃液の分泌を促す。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)


① この問題の一言まとめ

この問題は、胃のバリアを強める「胃粘膜保護成分(スクラルファートなど)」や、胃の中のガスを抜く成分の正しい役割を見抜く問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [×]:後半の記述が間違いです。「ピレンゼピン塩酸塩水和物」は、胃酸を出せという命令だけをピンポイントでブロックする、少し特殊な抗コリン成分です。胃酸はしっかり抑えますが、抗コリン作用である以上、消化管の運動は促すのではなく【抑える(低下させる)】のが正しいです。
  • b [○]:これは正しい記述です。「スクラルファート」は、胃の潰瘍などの傷口(タンパク質)を見つけると、そこにピタッと吸着して臨時の絆創膏(保護膜)を作ってくれます。これにより、自分の胃酸で胃が溶かされるのを防ぎます。
  • c [○]:これは正しい記述です。「メチルメチオニンスルホニウムクロリド(MMSC)」は、キャベツから見つかった通称「ビタミンU」と呼ばれる成分で、キャベジンなどの市販薬の主役です。弱ってボロボロになった胃の粘膜の修復を強力にサポートします。
  • d [×]:成分の役割が完全にすり替えられています。「ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)」は、胃液を出す薬ではありません。お腹の中に溜まったガス(気泡)の表面張力を無くしてプチプチと潰し、ゲップやおならとして外に出しやすくする【消泡成分(泡消し薬)】です。

※正答:3(b、cが正しい)

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)」➔「泡消し(消泡)」
  • ひっかけ例:今回の選択肢dのパターンや、「胃の消化を助ける酵素である」といったひっかけが出ます。
  • 対策:「ジメチコンは、お腹のガス玉を消す【泡消し専門キャラ】」と覚えておけば、どのようなひっかけが来ても一発で弾けます。
  1. 「スクラルファート」の絆創膏イメージ
  • 対策:スクラルファートは「スクラムを組んで傷口を守る保護膜」とイメージしておくと、記述を見た瞬間に自信を持ってマルをつけられます。
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