【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問49の過去問解説|思考ルート
【問題】
問49 ユビデカレノン(コエンザイムQ10)が配合された軽度な心疾患の症状のための薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ユビデカレノンは、心筋のエネルギー代謝を改善する作用があるとされている。 b 小児向け(15歳未満)の動悸・息切れ等の症状のための薬として広く販売されている。 c 高齢者や妊婦が使用する場合であっても、副作用のリスクが低いため、事前に医師に相談する必要はない。 d 服用してから症状の改善がみられたとしても、心臓の病気の悪化を防ぐため、長期間(数ヶ月以上)漫然と服用を続けることが推奨される。
1(a:正、b:誤、c:誤、d:誤) 2(a:正、b:正、c:誤、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:正、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:誤) 5(a:誤、b:誤、c:誤、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、美容成分としても一世を風靡した「ユビデカレノン(コエンザイムQ10)」が、胃腸や心臓の薬としてどう働くのかという本質と、心臓という命に直結する臓器の薬を長期間ダラダラ飲んではいけない(漫然服用の禁止)という絶対ルールを問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは正しい記述です。「ユビデカレノン」の正式な医学的効果は、心臓の筋肉(心筋)の細胞の中で、エネルギーを効率よく作り出す手助けをすることです。これにより、心臓のパワー不足(軽度な心疾患による動悸や息切れ)を根本的な代謝の面から改善します。
- b [×]:年齢制限のひっかけです。子供(15歳未満の小児)の動悸や息切れは、市販のユビデカレノンで様子を見て良いような軽いものではありません。重大な心臓の病気が隠れている可能性が高いため、子供用のユビデカレノン製剤は市販薬として「販売されていません(15歳未満は使用不可)」が正しいです。
- c [×]:非常に不適切な接客記述です。心臓の薬である以上、体の機能が衰えている「お年寄り(高齢者)」や、お腹に赤ちゃんがいる「妊婦さん」が自己判断で飲むのはとても危険です。購入前に必ず「お医者さんに確認してくださいね」と事前に相談(受診勧奨)する必要があります。
- d [×]:登録販売者の試験で「最も嫌われる大バツワード」が登場しています。薬を「漫然(まんぜん=なんとなくダラダラ)と飲み続ける」という選択肢が来たら、100%バツです。特に心臓の薬は、症状が良くならなければ別の大きな病気が進行している証拠ですし、良くなったなら一旦薬を止めるべきです。数日〜数週間飲んで良くならないなら、すぐに病院の循環器内科へ行かせなければいけません。
※正答:1
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 「漫然と服用を続ける」という悪魔のキーワード
- ひっかけ例:今回の選択肢dのパターンです。それっぽい理由をつけてダラダラ飲ませようとしてきます。
- 対策:試験問題で【漫然と】【長期間継続して】【症状に関わらず服用を続ける】というニュアンスの言葉が出てきたら、その瞬間に思考停止でバツをつけて大丈夫です。市販薬の基本は「短期間でサクッと治して、ダメなら病院へ!」です。
- ユビデカレノンの「別名」
- 対策:「ユビデカレノン=コエンザイムQ10」です。エネルギー代謝を助ける心臓のエネルギーサポーターだと覚えておきましょう。