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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問57の過去問解説|思考ルート

【問題】

問57 皮膚に適用する薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a ケトプロフェンは、光線過敏症の副作用を起こすおそれがあるため、使用中及び使用後も当分の間は、塗布部が紫外線(太陽光など)に当たらないよう注意する必要がある。 b ピロキシカムは、15歳未満の小児に対しては、一般用医薬品として販売してはならない。 c インドメタシンは、筋肉痛や関節痛を和らげる目的で、外用消炎鎮痛薬に広く配合されている。 d サリチル酸メチルは、局所刺激作用により、末梢血管を収縮させて痛みを和らげる。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)


① この問題の一言まとめ

この問題は、湿布や塗り薬(外用消炎鎮痛薬)の主役成分であるインドメタシンやケトプロフェンの、実務でもお客様への注意喚起が欠かせない「光線過敏症」などの重要ルールを問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは実務での接客時に絶対にお客様に伝えなければいけない超重要記述です。湿布の成分である「ケトプロフェン」は、貼った場所に太陽の光(紫外線)が当たると、皮膚が真っ赤に腫れ上がったり火傷のようになったりする「光線過敏症(こうせんかびんしょう)」という強い副作用を起こすリスクがあります。湿布を剥がしたあとも数週間は成分が肌に残るため、日光に当ててはいけません。
  • b [×]:年齢制限のすり替えです。非ステロイドの強い湿布成分(インドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナク、ピロキシカムなど)は、どれも子供の体がまだ未熟なため【15歳未満の小児には使用禁止(禁忌)】となっています。ただし、問題文の「一般用医薬品として販売してはならない」は極端です。この制限はあくまで「その15歳未満の小児が使用する場合にダメ」なのであって、大人が使う目的であればドラッグストアで普通に販売して問題ありません。成分自体の年齢制限の文章としても、ピロキシカムだけでなくこれらのグループ共通のルールです。
  • c [○]:これは正しい記述です。「インドメタシン(バンテリンなど)」は、CMなどでも誰もが目にする、痛みの物質(プロスタグランジン)を強力にブロックする外用鎮痛薬の大定番成分です。
  • d [×]:後半の記述が間違いです。サロンパスなどの独特の香りの主成分である「サリチル酸メチル」は、お肌に心地よい刺激を与える(局所刺激作用)ことで、逆に【末梢血管を拡張させて(広げて)】血行を良くし、こりや痛みを和らげます。「収縮させて」はバツです。

※正答:1(a、cが正しい)

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「ケトプロフェン」➔「光線過敏症(太陽光に当てるな!)」
  • ひっかけ例:「ケトプロフェンは、湿布を剥がした直後であれば日光に当たっても問題ない」
  • 対策:剥がしたあとも成分は肌の奥に残っています。服やサポーターで日光を遮るよう指導するのが登録販売者の仕事です。
  1. 湿布成分の血管への作用
  • ひっかけ例:今回の選択肢dのように、サリチル酸メチルやメントールが血管を「縮める」と仕掛けてきます。
  • 対策:湿布を貼ると血の巡りが良くなりますよね。血行を良くするために血管は【拡張(広がる)】するのが正しいです。
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