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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問58の過去問解説|思考ルート

【問題】

問58 皮膚に適用する薬(抗菌薬・抗真菌薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 抗菌薬は、真菌(カビ)による皮膚感染症(水虫など)を治療する目的で使用される。 b スルファジアジンは、サルファ剤と呼ばれる合成抗菌成分であり、細菌の繁殖を抑える。 c イソコナゾール硝酸塩は、みずむしやたむし等の原因となる白癬菌に対して殺菌作用を示す抗真菌成分である。 d テルビナフィン塩酸塩は、抗真菌成分であり、一般用医薬品の水虫薬に配合されている。

1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:正、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:誤) 5(a:誤、b:正、c:誤、d:正)


① この問題の一言まとめ

この問題は、細菌をやっつける「抗菌薬」と、カビ(水虫・白癬菌)をやっつける「抗真菌薬」の、対象となるバイ菌の種類の大きな違いを正しく見分ける問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [×]:バイ菌のターゲットが違います。「抗菌薬(抗生物質)」は、ニキビやとびひの原因になる【細菌(ばいきん)】を殺すお薬です。水虫の原因である【真菌(カビの仲間)】には、抗菌薬は1ミリも効きません。水虫には「抗真菌薬」を使う必要があります。
  • b [○]:これは正しい記述です。「スルファジアジン」は、昔からある「サルファ剤」というグループの抗菌成分です。細菌が生きるために必要な物質を作れなくすることで、細菌のドロドロした繁殖をストップさせます。
  • c [○]:これは正しい記述です。名前に「〜ナゾール」とつく成分(イソコナゾール、クロトリマゾールなど)は、水虫の親玉である白癬菌(はくせんきん)の細胞の膜をぶち壊す、強力な【抗真菌成分(イミダゾール系)】です。
  • d [○]:これは正しい記述です。「テルビナフィン塩酸塩(ラミシールなど)」は、水虫薬の売り場で一番高価で一番よく売れる、きわめて高い殺菌パワーを持った最新の【抗真菌成分(アリルアミン系)】です。

※正答:3

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 「細菌(とびひ・ニキビ)」と「真菌(水虫・カビ)」のすり替え
  • ひっかけ例:今回の選択肢aのパターンです。お医者さんやドラッグストアの現場でも最も基本となる区別を突いてきます。
  • 対策:【抗菌薬(バシトラシン、スルファジアジン)➔ 細菌用】、【抗真菌薬(〜ナゾール、テルビナフィン)➔ 水虫(カビ)用】と、脳の棚を完全に分けて保管してください。
  1. 水虫の親玉「白癬菌( las 菌)」の名前
  • 対策:試験問題で「白癬菌( las 菌)」という言葉が出てきたら、それは水虫のことです。イソコナゾールやテルビナフィンが活躍する舞台だと結びつけましょう。
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