【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 問59の過去問解説|思考ルート
【問題】
問59 皮膚に適用する薬(きず薬・消毒薬)に用いられる組織修復成分及び生薬成分に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
きず口の組織修復を助ける成分として、( a )が配合されていることがある。また、生薬成分として、ムラサキ科のムラサキの根を用いた( b )は、肉芽形成を促進してきず口の治りを早める効果を期待して、紫雲膏などの漢方軟膏に用いられる。
1 a:アラントイン、b:シコン 2 a:アラントイン、b:オウバク 3 a:サリチル酸、b:シコン 4 a:サリチル酸、b:オウバク 5 a:尿素、b:シコン
① この問題の一言まとめ
この問題は、すり傷や切り傷のジュクジュクした組織の再生を早める成分(アラントイン)と、おばあちゃんの知恵袋やお正月の常備薬でも有名な漢方の赤い軟膏(紫雲膏)に入っている生薬(シコン)を当てる問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [アラントイン]:これが正しい組織修復成分の名前です。「アラントイン」は、傷ついた皮膚の細胞が新しく生まれ変わるのをお手伝いして、きず口の治りをスピードアップさせる【組織修復成分】です。リップクリームやハンドクリームにもよく入っています(※選択肢のサリチル酸や尿素は、硬くなった角質を溶かしてポロポロにする成分なので傷口には使えません)。
- b [シコン]:これが正しい生薬の名前です。「シコン(紫根)」は、その名の通りムラサキという植物の「根っこ」です。真っ赤な紫色をしており、新しい皮膚の盛り上がり(肉芽形成)をググッと応援してきず口を修復します。このシコンが入っているからこそ、ひび・あかぎれ・火傷の神様と言われる漢方軟膏の「紫雲膏(しうんこう)」は真っ赤な色をしています。
※正答:1
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 「アラントイン」の役割
- ひっかけ例:「アラントインは、皮膚の角質を溶解して角質化を防ぐ」
- 対策:アラントインの仕事は【傷を早くキレイに治す(組織修復)】です。角質を溶かすのはサリチル酸や尿素だと区別しましょう。
- 「シコン(紫根)」➔「紫雲膏の赤むらさき色」
- 対策:名前に「紫」が入っている通り、シコンは傷口を治す赤い生薬です。問題文に「肉芽形成を促進(皮膚を盛り上がらせる)」と来たら、シコンの一択で迷わず選べるようにしておきましょう。