【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 午後問11の過去問解説|思考ルート
【問題】
問11 強心薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 強心薬は、心臓のポンプ機能を高める薬であり、一般用医薬品の強心薬は、心臓の病気を根本から治療するために用いられる。 b センソは、微量で強い強心作用を発揮するが、一般用医薬品における1日服用上限量は5mgと定められている。 c ロクジョウは、強心作用のほか、強壮、血行を促す作用などを期待して配合されていることがある。 d カコウ(加香)生薬としてのジャコウは、中枢神経系を刺激して意識をはっきりさせる作用(気付け)を持つ。
1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)
① この問題の一言まとめ
この問題は、午前中の問46に出てきた心臓の薬(強心薬)の第5章にも繋がる「数字ルール(5mg)」と、高級生薬(ロクジョウ、ジャコウ)の役割の組み合わせを問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:高コレステロール薬のひっかけと同じパターンです。心臓の動悸や息切れのための市販薬は、あくまで「軽度な症状の一時的なサポート・緩和」が目的です。心不全などの心臓の重い病気を【根本から治療することはできない】のが正しいです。
- b [○]:これは午前中の問46で私が「予告」しておいた、第5章でも大超頻出の鉄の数字ルールです。カエルの毒である「センソ(蟾酥)」は、効き目が強すぎて毒性が高いため、市販薬として入れて良い1日の最大量は【5mg以下】と法律できっちり上限が定められています。この「5mg」という数字は試験で100%狙われます。
- c [○]:これは正しい記述です。シカのツノである「ロクジョウ(鹿茸)」は、心臓を力強く応援するとともに、弱った体全体の元気をみなぎらせる(強壮)、血液の巡りをサラサラにする(血行促進)という素晴らしい効果を持っています。
- d [×]:言葉の引っかけです。シカのにおい袋である「ジャコウ(麝香)」は、確かに脳をシャキッとさせて意識をはっきりさせる素晴らしい【気付け作用】を持っていますが、これは「加香(かこう=香りを良くする)生薬」の目的ではありません。ジャコウはそれ自体が強心・気付けのメインを張る「主役生薬(強心生薬)」です。香りを良くするだけの裏方ではありません。
※正答:3
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- センソの「5mg」上限ルールは絶対暗記!
- ひっかけ例:「センソの1日服用上限量は10mgである」など。
- 対策:『センソ(カエル)の手の指は【5本(5mg)】』と無理やりイメージして、この「5」という数字を確実に脳に刻み込んでおきましょう。これだけで1点拾えます。