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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 午後問15の過去問解説|思考ルート

【問題】

問15 婦人薬及び女性ホルモン成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 女性ホルモン成分であるエチニルエストラジオールは、皮膚から吸収されやすいため、外用薬(軟膏など)として配合されていることがある。 b 女性ホルモン成分を含有する医薬品は、長期連用により、血栓症(血液が固まって血管が詰まる病気)のリスクが高まるおそれがある。 c センキュウは、セリ科のセンキュウの根茎を湯通しして乾燥させた生薬で、血行を促して月経不順などを改善する。 d トウキは、セリ科のトウキの根を湯通しして乾燥させた生薬で、血を補い、お腹の冷えや痛みを和らげる。

1(a:正、b:正、c:正、d:正) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:正、b:お、c:誤、d:誤)


① この問題の一言まとめ

この問題は、午前中の問52の婦人薬のさらに深い知識です。女性ホルモンが持つ「血栓症」という重大な副作用リスクと、婦人薬の2大エース生薬(トウキ、センキュウ)の正しい組み合わせを問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。女性ホルモン(エチニルエストラジオールなど)は、肌の表面から奥へと非常に染み込みやすい(経皮吸収されやすい)性質を持っています。そのため、デリケートゾーンの痒みや乾燥を中から潤すための「塗り薬(外用軟膏)」としてもドラッグストアで売られています。
  • b [○]:これは医療の世界でも絶対に外せない超最重要リスク記述です。女性ホルモンをたくさん、あるいは長い期間ずっと飲み続けてしまうと、血液がドロドロに固まりやすくなり、足や肺の血管を詰まらせて命に関わる【血栓症(けっせんしょう)】という恐ろしい副作用を引き起こすおそれがあります。そのため、長期のダラダラ服用は厳禁です。
  • c [○]:これは正しい記述です。「センキュウ(川芎)」は、婦人薬には絶対に欠かせない、血の巡りをビュンビュン良くするセリ科の主役生薬です。
  • d [○]:これも正しい記述です。「トウキ(当帰)」は、cのセンキュウと常にセットで「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」などの婦人漢方にブレンドされる相棒です。貧血気味の女性に「血を補って(補血)」、お腹や手足の冷えを芯から温めて痛みを引かせます。

※正答:1

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 婦人薬の最強コンビ「当帰(トウキ)」と「川芎(センキュウ)」
  • 対策:漢方の世界では、この2人が揃うと「血を綺麗に増やして、全身の冷えを吹き飛ばして巡らせる」という最強のシナジーを発揮します。どちらも【セリ科の植物の根っこ】を使った生薬であり、お互いにバッチリマルな記述です。全員大正解の1(正・正・正・正)を選びましょう。
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