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【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 午後問19の過去問解説|思考ルート

【問題】

問19 皮膚に適用する薬(きず口・患部の殺菌消毒薬)に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a オキシドールは、過酸化水素のことであり、きず口の組織(カタラーゼ)に触れて泡(酸素)を出すことで、その物理的な効果によりきず口を洗浄・消毒する。 b アクリノールは、真菌(カビ)に対しては強い殺菌効果を持つが、一般の細菌には効果がない。 c イソプロピルメチルフェノールは、ニキビ治療薬などに広く配合されている、刺激性の低い殺菌消毒成分である。 d 塩化セチルピリジニウムは、石鹸などの陰イオン界面活性剤と一緒に使用すると、その殺菌効果がさらに高まる。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)


① この問題の一言まとめ

この問題は、ケガをしたときに塗る消毒薬(オキシドール、アクリノールなど)の、泡が出る仕組みや、石鹸と混ぜたときの弱点を問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。「オキシドール(過酸化水素)」を傷口に塗ると、血の中にある酵素(カタラーゼ)と反応して、シュワシュワと白い「酸素の泡」が出ます。この泡の勢いで、傷口に入り込んだ泥やバイ菌を外へ洗い流す(物理的洗浄)効果があります。
  • b [×]:真逆のことが書かれています。「アクリノール」は、黄色い色が特徴の消毒薬(マキロンなど)です。ニキビやとびひの原因になる【一般的な細菌(黄色ブドウ球菌など)を殺すのが大得意】ですが、水虫などの【真菌(カビ)には全く効かない】のが正しい性質です。
  • c [○]:これは正しい記述です。「イソプロピルメチルフェノール」は、とてもマイルドで肌が荒れにくい殺菌成分です。そのため、市販の多くのニキビ洗顔やニキビクリームの主役として配合されています。
  • d [×]:薬の相性のひっかけです。「塩化セチルピリジニウム」や「ベンザルコニウム」などの逆性石鹸(陽イオン界面活性剤)は、普通の石鹸(陰イオン界面活性剤)と混ざると、お互いのプラスとマイナスが打ち消し合ってしまい、殺菌パワーが【完全にゼロ(低下する)】になってしまいます。そのため、石鹸で手をよく洗ったあとは、しっかり水で流してから使わなければいけません。「さらに高まる」はバツです。

※正答:1

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 消毒薬と普通の石鹸の「相性の悪さ」
  • 対策:名前に「塩化〜」「〜アンモニウム」とつく消毒薬(逆性石鹸)は、普通の石鹸と混ぜると【効果が消える】というお決まりのひっかけパターンがあります。「効果が高まる」と書かれていたら一発バツだと見抜きましょう。消去法で1(a、c)が綺麗に選べます。
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