【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 午後問27の過去問解説|思考ルート
【問題】
問27 滋養強壮保健薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、骨格筋の疲労をもたらす乳酸の分解を促す作用があるとされている。 b グルクロノラクトンは、肝臓の代謝機能を高め、全身の疲労回復を助ける作用があるとされている。 c ヘプロニカートは、末梢血管を拡張させて血行を良くし、手足の冷えを改善する作用があるとされている。 d コンドロイチン硫酸エステルナトリウムは、軟骨組織の構成成分であり、関節痛の緩和の目的でのみ滋養強壮保健薬に配合される。
1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)
① この問題の一言まとめ
この問題は、栄養ドリンクに入っているお馴染みのタウリンや、血行を良くするヘプロニカート、関節の潤い成分コンドロイチンの特徴を見分ける問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは正しい記述です。タウリン(アミノエチルスルホン酸)は、運動したあとに筋肉に溜まるゴミ(乳酸)を素早く分解・処理するのを手助けして、肉体疲労をスカッと回復させます。
- b [○]:これは午後問1の復習です。グルクロノラクトンは、お酒や疲れで弱った肝臓のチームを応援して、体全体の疲れをリフレッシュさせます。
- c [○]:これは正しい記述です。「ヘプロニカート」は、ニコチン酸誘導体と呼ばれる成分の一種で、キュッと縮まった血管をフワッと広げて(末梢血管拡張)、血液の巡りを良くすることで手足の冷えや肩こりを改善します。
- d [×]:言葉の極端な制限ひっかけです。「コンドロイチン」は、確かに軟骨のクッション成分ですが、目薬の乾燥対策(保水)や、皮膚・粘膜の潤いを保つなど、色々な目的で配合されます。問題文の「関節痛の緩和の目的【でのみ】」という極端な言い回しは試験上100%バツになります。
※正答:3
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 出題不備(全員正解)のパターン
- 対策:この令和7年度の問27も、選択肢のa、b、cの3つがすべて正しい記述になってしまっており、選択肢のペア(a,bやb,cなど)のどれを選んでも正解の網羅性が崩れてしまう【出題ミス(問題不備)】が起きた問題です。本番は全員正解扱いとなりました。
- 知識としては「ヘプロニカート=血管を広げて血行を良くする」「コンドロイチン=軟骨だけではなく保水マルチ」という境界線を押さえておけば完璧です。