【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 午後問41の過去問解説|思考ルート
【問題】
問41 医薬品の添付文書における「してはいけないこと」に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a メチルエフェドリン塩酸塩を含有する内服液剤(葛根湯液など)の添付文書には、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」と記載されている。 b コデインリン酸塩水和物を含有する鎮咳去痰薬の添付文書には、「長期連用しないこと」と記載されている。 c ブロモバリル尿素を含有する催眠鎮静薬の添付文書には、「長期連用しないこと」と記載されている。 d カフェインを含有する眠気防止薬の添付文書には、「連用しないこと」と記載されている。
1(a:正、b:正、c:正、d:正) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:正、b:誤、c:誤、d:誤)
① この問題の一言まとめ
この問題は、使いすぎると癖になってしまう「依存性(習慣性)」のあるお薬や、カフェインなどの成分に対して、添付文書が「ダラダラ長く飲むな!(連用禁止)」と警告しているルールを問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは正しい記述です。ドリンク風邪薬などによく入っているメチルエフェドリンは、使いすぎると癖になる(依存性)おそれがあるため、説明書に「連用しないこと」が義務付けられています。
- b [○]:これは正しい記述です。問34の咳止めでも解説した通り、「コデイン」は最強の麻薬性成分です。当然、長く飲み続けると薬物依存(ジャンキー状態)になってしまうため、「長期連用しないこと」の強い赤信号が灯っています。
- c [○]:これは正しい記述です。頭痛薬や睡眠薬に入っている居眠り成分「ブロモバリル尿素」も、実は非常に依存性が高く、昔から乱用が問題になってきた成分です。そのため長期連用は厳禁です。
- d [○]:これも正しい記述です。眠気防止薬(エスタロンモカなど)のカフェインは、毎日毎日飲み続けると、今度はカフェインが切れたときに強烈な頭痛やダルさが起きる「カフェイン依存症」になります。そのため連用禁止です。
※正答:1
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 依存性トリオ&カフェインの「連用禁止」の全員正解問題
- 対策:お薬の中で、脳をバキバキに興奮させる成分(エフェドリン、カフェイン)と、脳を強力にウットリ眠らせる成分(コデイン、ブロモバリル尿素)は、どれも「癖になりやすい(依存性)」という共通の大きなリスクを持っています。そのため、どれも説明書に「連用するな」と書かれており、1(すべて正しい)が素直に正解となります。