【令和7年度】登録販売者 北海道・東北 午後問56の過去問解説|思考ルート
【問題】
問56 一般用医薬品の販売時の情報提供に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 登録販売者は、購入者から相談がなくても、第二類医薬品を販売する場合は、情報提供を行うよう努めなければならない。 b 購入者から相談があった場合は、第三類医薬品であっても、登録販売者は必ず情報提供を行わなければならない。 c 指定第二類医薬品を販売する場合は、その医薬品が「してはいけないこと(禁忌)」を確認し、購入者がそれに該当しないかを確認するよう努めなければならない。 d 医薬品の販売時の情報提供は、購入者の理解度に関わらず、常に一定の専門用語を用いて専門的な内容で行うことが望ましい。
1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:お) 5(a:正、b:誤、c:誤、d:誤)
① この問題の一言まとめ
この問題は、午前の問12や問52の接客ルールの総復習です。お店のレジでお客様の知識に合わせて分かりやすく説明することの重要性を、法律の面から念押しする問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは午後問52で解説した通りの正しい記述です。2類・3類は、何も聞かれなければ基本は「説明の努力義務」です。
- b [○]:これも午後問52で先回りして解説した通りの、最も重要な接客ルールです。お客様のほうから「これどうやって飲むの?」と聞かれた(相談があった)場合は、一番リスクの低い3類(チョコラBBやビタミン剤など)であっても、法律上のスイッチが切り替わり、【絶対に説明しなければならない(義務)】になります。「3類だから適当に流していいや」は法律上絶対に許されません。
- c [○]:これは正しい記述です。小児や妊婦さんに重大なリスクがある【指定第二類(②類)】を売るときは、レジの登録販売者が「お客様、これ15歳未満のお子様は使えませんが大丈夫ですか?」と、禁忌を先回りして確認する(確認の努力義務)ことになっています。
- d [×]:午前中の問12でも一発バツにした、マニュアルロボットのようなダメ接客記述です。お薬の説明はお客様が理解できて初めて意味があります。相手の年齢や知識に合わせて、分かりやすい優しい言葉(一般の生活者に噛み砕いた表現)で説明するのがプロの鉄則です。専門用語の一律押し付けはバツです。
※正答:1
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 専門用語の一律押し付けは、全章を通じて「一発バツ」!
- 対策:試験問題を作っている国は、登録販売者に「街の優しいお薬の相談員」になってほしいと願っています。そのため、今回の選択肢dのように『相手を無視して専門用語で押し通す』というニュアンスの文章が来たら、絶対にバツだと見抜いてください。これだけで1(正・正・正・誤)へ迷わず辿り着けます。