【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問15の過去問解説|思考ルート
【問題】
問15 適切な医薬品選択と受診勧奨に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a スポーツ競技者については、ドーピングに注意が必要であるが、一般用医薬品には、使用してもドーピングに該当する成分を含むものはない。 b 一般用医薬品の販売等に従事する専門家による情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。 c 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。 d 一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されている。
1(a:正、b:正、c:正、d:正) 2(a:正、b:正、c:誤、d:誤) 3(a:誤、b:誤、c:誤、d:正) 4(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 5(a:誤、b:正、c:正、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックのam-q35のドーピング・受診勧奨問題の首都圏バージョンです。市販の風邪薬を部活の高校生に売るときの、ドーピング違反の罠を見抜く問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:他ブロックの問35の伏線がここでも完璧に回収された、お決まりの大バツひっかけです!ドラッグストアで売っている普通の葛根湯(マオウ入り)や鼻炎スプレー、咳止めシロップなどをスポーツ選手や部活の学生が飲むと、【オリンピックや大会の検査でバッチリ『ドーピング違反』として一発失格になります】。含むものはない、は完全に大嘘です。
- b [○]:これは他ブロックでも力説した、最高に美しいプロの倫理の記述です。「お客さん、そのお腹の激痛はうちの胃薬じゃ治りません、すぐ病院(受診勧奨)へ行って!」と案内したり、お薬を売らずに「今日は早く寝て休んでね」と勧めるのは100%正しい行動です。
- c [○]:これは正しい記述です。数日使っても治らない市販薬のダラダラ服用(漫然服用)は、裏の本物の深刻な大病(がんなど)を見逃す危険が高いため、すぐに病院のお医者さんにバトンタッチ(医師の診療)させる必要があります。
- d [○]:これは登録販売者の理想の姿を書いた、100%大正解の記述です。ネットのデタラメな噂話ではなく、常に「科学的な根拠(説明書やガイドライン)」に基づいた正確な情報を元に、お客様のセルフケアを適切に応援・支援します。
※正答:5
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 市販の風邪薬や鼻炎薬にも「ドーピング違反成分は【たっぷり入っている】」!
- 対策:アスリートや部活の学生が来たら、マオウやエフェドリンが入った普通の薬は一発アウトだと覚えておきましょう。aの含むものはない、という嘘を弾けば、残りはすべて素晴らしい正しい文章なので、5(b、c、dがマル)が選べます。