【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問28の過去問解説|思考ルート
【問題】
問28 鼻及び耳に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 副鼻腔は、線毛を有し粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われている。 b 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。 c 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。 d 蝸牛は、渦巻き形をした平衡器官で、内部はリンパ液で満たされており、リンパ液の動きが平衡感覚として感知される。
1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:正) 3(a:正、b:誤、c:誤、d:誤) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:誤、b:正、c:誤、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックのam-q47のお耳・お鼻問題の首都圏バージョンです。子供がすぐにお耳の病気(中耳炎)になってしまうリアルな理由と、かたつむり(蝸牛)の本当の担当職務を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは他ブロックの問47のひっかけを綺麗に直した、100%正しい記述です。お鼻の奥の部屋(副鼻腔)にも、ゴミをお掃除するための細い毛【線毛(せんもう)】はしっかり生えています。
- b [○]:これは鼻血(はなぢ)が出る原因の、100%正しい記述です。鼻の穴のまんなかの仕切り壁の手前(鼻中隔の前部=キッセルバッハ脳区)は、血管がびっしり網の目のように走っていて粘膜もめちゃくちゃ薄いです。そのため、子供が指でちょっといじっただけで一瞬で破れて鼻血が出ます。
- c [○]:これは実務でのママさんへの服薬指導の王道となる、大正解の耳の解剖記述です。子供の耳の管(耳管=じかん)は、大人に比べて【太くて、短くて、しかも地面と水平(真横)】に走っています。そのため、風邪をひいて鼻水をズルズルすすっていると、鼻の中のバイ菌がこの短い水平の土管を通って一瞬でお耳の鼓膜の奥へ侵入してしまい、すぐに青いウミが溜まる「中耳炎(ちゅうじえん)」を起こします。
- d [×]:お耳のカタツムリの「仕事(役割)」のすり替えひっかけです。ぐるぐるの渦巻きの形をした【蝸牛(かぎゅう)】は、バランスを保つ部屋ではなく、耳に届いた音の振動をキャッチして脳へ送る、純粋な【『聴覚』器官(耳のスピーカー)】です(※バランスを保つ平衡器官は、お隣の『前庭や三半規管』です)。仕事が違うので大バツです。
※正答:1
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 蝸牛(カタツムリ)は、バランスではなく【音(聴覚)】を聞くためのパーツ!
- 対策:蝸牛は「聴覚」、前庭・三半規管が「平衡(バランス)」とキャラクターの役職を絶対にシャッフルされないようにしましょう。dの嘘を見抜ければ、1(a、b、cがマル、dのみバツ)が選べます。