【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問36の過去問解説|思考ルート
【問題】
問36 医薬品の副作用として現れる精神神経系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。 b 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。 c 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。 d 心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
1(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 2(a:正、b:正、c:正、d:誤) 3(a:正、b:誤、c:誤、d:誤) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:正、b:正、c:誤、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、風邪薬で頭がボケーっとする精神症状のルールと、イブプロフェンなどで首の後ろがガチガチに痛くなる「無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)」の恐ろしいリピート(再発)の危険性を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは正しい記述です。乱用(オーバードーズ)などの悪い使い方をした時だけでなく、メーカーの指定通りの【正しい普通の用法用量(通常の用法・用量)でまじめに飲んでいたとしても、体質によっては普通に精神の副作用(幻覚やイライラ)が起きることはあります】。
- b [○]:これは午後問42の運転禁止ルールでも力説した通りの大正解記述です!鼻炎薬や風邪薬を飲んだら、車の運転操作は【絶対にやってはいけません(従事しないよう注意)】。
- c [×]:お薬アレルギーの最も危険な思い込み記述です。お薬が原因で脳の膜にウミが溜まる「無菌性髄膜炎(全身性エリテマトーデスの女性などに多い)」ですが、これは体のアレルギー戦闘モードが原因です。そのため、一度治ったからといって、過去に負けたのと【同じ原因医薬品をもう一度リピートして使ってしまえば、100%の確率でそっくりそのまま『猛スピードで再発します』】。「再発することはない」は大バツです。
- d [○]:これは正しい記述です。血圧を下げる薬などを飲むと、脳の血流が一気に変わるため、副作用としてフワフワした「めまい(浮動感)」や頭痛が起きることがあります。
※正答:5
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 薬物アレルギーの副作用は、同じ薬を飲んだら【絶対に最速で再発する】!
- 対策:体がお薬を敵だと覚えているので、リピート禁止が鉄則です。cの「再発することはない」という嘘を見抜ければ、5(cのみバツ、残りすべてマル)が綺麗に選べます。