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【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問37の過去問解説|思考ルート

【問題】

問37 医薬品の副作用として現れる消化器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。 b イレウスとは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。 c 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症リスクが低い。 d 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛などの症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。

1(a:誤、b:誤、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:誤、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:正、d:正) 4(a:正、b:誤、c:誤、d:正) 5(a:誤、b:誤、c:誤、d:正)


① この問題の一言まとめ

この問題は、他ブロックのam-q60(消化性潰瘍の粘膜筋板)のひっかけ応用問題です。お腹が完全に詰まってパンパンに張る「イレウス(腸閉塞)」の正しい定義と、発症しやすいハイリスクな人を問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。胃潰瘍(消化性潰瘍)は、恐ろしいことに「本人は全くお腹が痛くない(自覚症状が乏しい)」というケースがあります。トイレで真っ黒なウンチが出たり(下血)、血を吐いて初めて『うわ!胃に大穴が空いてたんだ!』と発覚することが実務でも多々あります。
  • b [×]:他ブロックの問60の解説の知識で、一発で秒殺できる見事なすり替え記述です!「粘膜筋板を超えて欠損する状態」の正体は、イレウスではなく、aの【『消化性潰瘍(しょうかせいいかよう)』の正しい医学的定義】です。言葉の中身が全然違うので大バツです。
  • c [×]:リスクの高さのひっかけです。お腹の動きが止まる「イレウス様症状(腸閉塞)」ですが、元々お腹のパーツが弱い【子供(小児)】や、腸の動きが衰えている【お年寄り(高齢者)】、普段から【便秘がちな人】は、お薬(抗コリン薬など)を飲むと一発でお腹がガチガチにロックされやすいため、発症リスクは低いどころか【きわめて『高い』】のが正しいです。低い、はバツです。
  • d [○]:これは最強の下痢止め(ロペラミド)やコデインを飲みすぎたときに起きる、100%正しいイレウスの恐怖症状の記述です。腸が完全に麻痺してウンチが詰まると、激しい腹痛のせいでご飯も水も飲めなくなり(摂取抑制)、吐いていなくても(嘔吐がなくても)体の中の水分が干からびて【重い脱水状態】に陥ります。

※正答:4

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 粘膜筋板をぶち抜くのは、イレウスではなく【消化性潰瘍】!
  • 対策:他ブロックの午前中のラストの知識が、首都圏では真ん中の問37のバツの罠として形を変えて再利用されています。bとcの嘘をバシッと弾けば、4(aとdがマル、bとcがバツ)が美しく残ります。
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