【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問40の過去問解説|思考ルート
【問題】
問40 医薬品の副作用として現れる感覚器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a コリン作動成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇する。 b 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることがある。 c 高眼圧を長時間放置しても、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至ることはない。 d 瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければならない。
1(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 2(a:誤、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:正、b:誤、c:誤、d:正) 4(a:正、b:正、c:誤、d:誤) 5(a:誤、b:正、c:正、d:誤)
① この問題の一言まとめ
この問題は、午前の部の正真正銘の折り返し地点(120問中60問目)です!抗コリン作用とは逆の「コリン作動薬」の目の動きの罠と、眼圧が上がったときの頭痛・吐き気、そして運転制限を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:お薬のアクセルとブレーキの、ウルトラ高度な「言葉のすり替え」大バツひっかけです!これまでのすべての章で、眼圧を急上昇させて緑内障をパニックに陥れると大警告してきたのは、コリンを【邪魔する『抗(こう)コリン成分』】の裏の顔です。選択肢の「コリン【作動】成分(副交感神経を応援する成分)」を飲むと、目の水分の逃げ道がガバッと大解放されるため、眼圧は上昇するどころか、逆に【急激に低下して下がる(緑内障の治療になる変化)】のが正しいです。『抗』の1文字をわざと抜いているので大バツです。
- b [○]:これは正しい記述です。抗コリン薬のせいで目の中の圧力(眼圧)がハネ上がると、目だけでなく、頭の神経がギューッと圧迫されて【強烈な頭痛や、冷や汗が出るほどの激しい吐き気・嘔吐】という全身のSOSが悲鳴のように現れます。
- c [×]:失明の危険をなだめる、きわめて不適切な記述です。目の中の高眼圧のパンパンな状態をダラダラと長い時間放置してしまうと、目の奥にある光を感じる大事な電線(視神経)がプチプチとちぎれて破壊され、二度と元に戻らない【不可逆的な視覚障害(失明)に『100%至ってしまいます』】。至ることはない、は大ウソです。
- d [○]:これは午後問42の運転禁止でも解説した通りの大正解記述です。抗コリン成分で瞳孔が広がりっぱなし(散瞳)になると、視界がかすんで光が眩しすぎて前が見えなくなるため、事故を防ぐために車の運転は【絶対に避けなければいけません(禁止)】。
※正答:1
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 目の中の圧力を上げる(緑内障を悪化させる)のは、【『抗』コリン成分】!ただのコリン作動薬ではない
- 対策:この『抗』の文字を抜いて引っ掛ける手品は、首都圏ブロックが最も得意とする罠です。aの「作動成分で眼圧上昇」という嘘と、失明しないというcの嘘を弾けば、1(aとcがバツ、bとdがマル)が美しく選べ、午前の部の前半60問がすべてここに完全大完結いたします!お疲れ様でした!